シルクロード日誌

日本シルクロード文化センターのブログページです。シルクロードに関する情報、コメント、旅日記などを綴ります。
金婚記念のチベット・アムド旅行

炳霊寺余話

炳霊寺への往復で、少しのことでは驚かない私(原因は私が鈍感だからですが・・・)が驚いたことがあります。

中国は広い全土がキャッシュレスで満ち満ちています。3600メートルの高地を走っていた時のこと「メロンが食べたい」とガイドのドルチェが言い出しました。ふつうはガイドがお客さんに「果物を買って食べましょうか」と気を利かせて買うものなのですが、彼女は自分が食べたいと思って買うことにしたのです。

 

メロンを買ってからポール(鉄のパイプ)にぶら下げてある何かにスマホをかざすと料金が支払われ、同じスマホにレシートも来るんですね。でも、これは日本でも多少やられているんでしょう。彼女は車を止めてメロンを買いました。すると、それまでもそうだったのですが、何かを買うときはほとんどすべてがスマホをかざして買うのです。

ドルチェのスマホと業務用のスマホの2つがありますが、

公私を完全に混同して使いこなしています

炳霊寺への船乗り場での、おばあちゃんと孫

 

まるでテレビの水戸黄門のお決まりのセリフ「これが見えぬか!」を思い出しました。そのようにして「かざす」のです。ドルチェは若いだけあって、日本から帰ってきてすぐにこのキャッシュレスになじんでいるようですが、私たちは日本でもカードで買うことを拒否しています。スマホに登録することが面倒だからですが・・・

でも最近は、大きめの財布に中にパスモを入れて、改札口でサッとかざして通れるようにしました。まるで「現代人」になったようなルンルン気分になります。

黄河の支流にある休憩所

 

 

ドライブの途中で黄河の支流にある休憩所で車を止めました。

うちの奥さんは無類のイケメン好き。ふだんでも私が二階の自室に寝に行くと、そのあとは好きなイケメンの出るドラマを見ます。至福の時間でしょう。

この休憩所でも、イケメンのドライバーとツーショット。わたしと一緒に写真を取るときは仏頂面なのですがまるで違います。心から嬉しそうな顔をしています。

うれしそうな顔をしていますね、

彼女は「たれ目」で有名なのですが、写真を撮るときはいつも、この顔です

旅をして、飲んで食って車に乗ると爆睡です。幸せでしょうね。

| チベット関連 | 10:14 | comments(0) | - |
金婚記念のチベット・アムド旅行

※16日のブログは、一度、掲載してからあることに気が付いて、すぐに非公開にしました。原因は麦積山石窟と炳霊寺石窟を取り違えて書いてしまったことです。いや、炳霊寺と麦積山をまじりあって紹介していたのです。

これが麦積山石窟です。

さ〜出発です。一番上のはしごまで90メートル近くあります。

体力に自信がなかったのですが。この時は足の疲れは感じませんでした。

 

 

少しだけ弁解しますと、50年来の1人の先輩と2人の親友が、相次いでがんに侵されていることが分かり、今後の治療の方向を聞きながら、役割分担している今の仕事を、だれがどう担うのかなどの論議があったからです。それぞれ前立腺がんとすい臓がん及びぼうこうがんです。先輩という方は、妻の大学の先輩です英の初心者指導法である「ドル平泳法」を編み出した一人で、私の結婚を祝う集いの司会をされた方でもあります。

 

2人の親友は、今はスポーツ・オリンピック研究者であり。もう一人は私がつとめていた新日本体育連盟の後継者でもあり今は本部の会長でもあります。

長い間、兄弟のように深くつき合ってきただけに、本人の心境やいかばかりかと考えるとそれだけで胸がつぶれそうになります。

 

私が辞退しようと思っていた、スポーツの全国的な交流組織の事務局長を辞退するなどということを話せる状況ではなくなったのです。逆に、数十年来、隔週1回開いているスポーツ研究会の責任者代理を務めることになってしまいました。それやこれやで、精神的な負担が大きくなるについてのことと彼らの仕事を誰が引き継ぐかという善後策を取ることや、重圧にめげて気持ちが乗り切れないでいるという状態もあったのです。

 

 

では、改めて麦積山石窟をご紹介します。

ここは写真でもお分かりのように急な坂道や階段が天まで上っています。2年前はなかったのですが、今回は電気自動車がありました。これに乗って崖の下まで行けます。ずいぶんと助かりました。しかし、途中の参道で物売りをしていた人たちは失業ですね。「文明の発展」は、少なからぬ失業と貧困を生み出します。

同じ角度からの写真が多いですが、いわゆる写真映えがするんですね。

 

 

2人で撮る写真は少ないのですが、この時ばかりは寄り添ってくれました

 

ここが確か最高部だと思います。

 

 

麦積山の石質は礫岩で東崖と西崖に分れています。北魏、西魏,北周,隋,唐,宋,明代に続営された194の窟龕が現在知られています。

この日は再び蘭州に戻って一泊し、翌日は炳霊寺石窟です。

| チベット関連 | 12:06 | comments(0) | - |
金婚記念のチベット・アムド旅行

炳霊寺石窟は蘭州から300劼療型綮圓砲△蠅泙后3時間。そうです。時速100勸幣紊離好圈璽匹覗ります。

甘粛省の蘭州から車で約3時間少々です。もっとわかりやすく言えば、蘭州と西安との中間にあります。

位置は秦嶺山脈の西端にあり、1952年に発見された石窟寺院です。

これから私たちの後ろの石窟にこれから上ります

一番上の部分が90メートル近いところです

 

 

黄河の入り組んだ先にあるので、その奥に石窟寺院を造営したのですね。ですから長い間、発見されなかったのです。6年前はモーターボートで2時間もかかりました。一昨年からは30分ほどの距離からのスタートに代わりましたが・・・

桟橋には、ノコちゃんの仕事友達が待っていてくれました。

高度感を感じてください

 

 

「炳霊(へいれい)」とはチベット語の訳で「十万の仏」の意味です。全長2Kmの石窟回廊は、五胡十六国時代の西秦から隋、唐、明、清までの各時代に造営されました。
特に重要なのは、魏(220〜265
年)、晋(265〜420年)の時期です。岩壁には190あまりの石窟があり、大小700体近くの仏像が残されており、中でも最も有名なものは、171龕の唐代の大仏です。

 

うちの奥さんは、高いところは大丈夫と言っていましたが、「やはり怖かった」といっていました

 

一人の時は、しっかりと欄干を握っています

 

 

石窟寺院のある「劉家峡ダム」は、1974年に完成した中国最大級の発電所の一つ。さらに春には黄河の雪解け水をため、夏の渇水期に下流に放流して、灌漑に利用します。このため、このダムの下になった広大な地域の農民は強制的に移住させられました。住民による「強制移動反対運動」などは存在しません。中国共産党がすべてを統治しているのだから、ここでは「命令」であり、抵抗するだけで「逮捕」となるのです。ましてや「社会主義建設」をしようというのに、それに抵抗する「環境保護」や「自然保護」の運動などは国家反逆罪に当たるので、生み出される基盤がそもそも成り立たないのですね。

 

石窟の上部には、素晴らしい壁画も残されており、階段と桟道から観光できるようになっています。険しい峡谷の中腹に石窟があり「偶像禁止」のイスラム教徒による破壊や欧米の探検家による持ち出しを逃れたため、貴重な仏像が多く残されています。

後ろのドルジェも、あとから「実は私も高度恐怖症なんです」と告白

 

「偶像禁止」は仏教国にある私たち日本人やキリスト教国の市民には理解しにくいことでしょう。だが、逆も真なり。イスラム教の人たちにとっては、なぜ、偶像を掲げるのか理解しにくいことなのでもあるのでしょう。だから、偶像を破壊したことが、即=悪ではなく、良いことをしているのでする。イスラム教にとっては、それこそが正義であり「真実」なのですね。ここのところの理解がないと、“まるでイスラムは悪の集団”となってしまいます。これは現在にも通じること。

 

ここは写真でもお分かりのように急な坂道や階段が天まで上っています。2年前はなかったのですが、今回は電気自動車がありました。これに乗って崖の下まで行けます。ずいぶんと助かりました。しかし、途中の参道で物売りをしていた人たちは失業ですね。「文明の発展」は、少なからぬ失業と貧困を生み出します。

石質は礫岩で東崖と西崖に分れています。北魏、西魏,北周,隋,唐,宋,明代に続営された194の窟龕が現在知られています。

 

東崖の涅槃窟,千仏廊,西崖の万仏洞,天堂洞,第127洞などは北魏の開削で、塑像,石像,壁画などにすぐれたものがみられますが,隋,唐代にも栄えたと考えられます。

| チベット関連 | 05:26 | comments(0) | - |
金婚記念の中国・アムド旅行

到着2日目は蘭州市内にある甘粛省博物館へ。パスポートを出して無料で入館できます。写真撮影はOKですが、フラッシュ撮影と動画撮影はダメ。これらのことをドルジェに教えて彼女がチケットを買いに行く。「ガイド証」がないので彼女も有料です。博物館は3階に分かれていて、人類誕生やマンモスなどの標本から次第に現代に移行していく陳列は万国共通。

この博物館は甘粛省博物館なので、考えてみれば敦煌も甘粛省なのですね。

 

その前の朝食風景をご覧ください。ホテルの裏側にある屋台の店がたくさん。みんな汗びっしょりかいて小麦を焼き、肉を炒め、活気に満ちています。うちの奥さんは、ふだんは絶対に食べないジャージャー面。ドルジェとドライバーは何を食べたか忘れましたが、私はここでも牛肉面。“醜女(しこめ)の深情け”ではないですが、長い間の「牛肉麺食べたい!」の“怨念”が爆発したのでしょう。まァ許してください。

ピントがぼけましたが、牛肉面です

朝食を提供する屋台の中で、ワイフとドルチェが、何を食べましょうかと思案中。

この回族の夫婦も一生懸命働いています。若い奥さんはスカーフをしていません。

やっと朝食にありつきました

屋台ではないこのような食堂もあります。

 

ここでドライバー君が出てきました。26〜27歳と若いと思ったらなんと37歳。ノコちゃんの故郷ではないのですが、何らかのつながりがあるといっていました。ここチベット・アムドでもモンゴルでも、多くのところでは家族や親類あるいは同郷・同族で共同して仕事をします。

どうですか?

 

彼の名前は、なかなかイケメンなのですが名前が難しくて覚えられないのです。ガイドのドルジェも本当はドルジェチ何とかなのですが・・・ずっと農村でトラックの輸送をしてきたと言い、今回は友人の車を借りてきたといいます。初めて韓国の車に乗りました。なかなか良い車です。車が泥をかぶっても洗車をしないので、それを指摘すると翌朝にはピカピカにしてきます。ツアーのドライバーの心得などというものを教わっていないのでしょう。初日は蘭州のホテルのわたしたちの部屋にまで一緒に来ました。彼もなんで自分がお客さんの部屋まで一緒に行くのか分からなかったのでしょうか。

この写真は、麦積山石窟の高いところです。

 

この2日目のメインは、今回の旅の2つの目的の一つである「麦積山(ばくせきさん)石窟」です。ここは3回目の訪問です。

車は天水の街へ向かいます。道中の様子を書けばいいのでしょうが、何度も行くとあまり感慨もわきません。それよりも体調が悪いところへナビシートに座った私へのエアコンの冷気が直接ぶつかって、鼻水、くしゃみと咳で大いに苦しみました。バカなことにその席に3日も我慢して座っていたことに今となってあきれています。

| シルクロード | 09:31 | comments(0) | - |
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