シルクロード日誌

日本シルクロード文化センターのブログページです。シルクロードに関する情報、コメント、旅日記などを綴ります。
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よく分からないのですが・・・
                        091019 野口 信彦

最近、「大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立国語研究所 コーパス開発センター」というところと、何度か文書のやり取りがありました。

内容は、10年ほど前、私が日本勤労者山岳連盟という全国的な規模の山岳団体の本部事務局長在任中の頃、世界自然遺産に登録された白神山地(秋田県と青森県の県境にある、日本最大のブナ原生林のある地域です)が、政府によって不当に「入山禁止」になるというので、白神の自然を守る1人として、また山岳自然を守る登山団体として運動に加わりました。

当時、日本には4つの全国的な規模の山岳団体がありました。

ひとつは「日本山岳協会」で、これは文部省から補助金を受けている団体です。
もうひとつは創立100年を超える、日本で最もクラシックな登山団体である「日本山岳会」。皇太子さんも会員になっている団体です。
そして、もうひとつは主としてヒマラヤ登山を主としていた「日本ヒマラヤ協会」でした。

私たちは、これらの山岳団体との協力と共同を進めていたのですが、上記2つの団体は、なにしろ政府から補助金を受けていたり、古典的保守的な考えの方々が多い団体でしたので、政府に反対はしません。

私も会員になっていたヒマラヤ協会は、文字通り、ヒマラヤ登山の団体ですから、運動を起こす団体ではありませんでした。

ほかには、この4団体でつくった、HAT−J=ヒマラヤの自然を守る団体があります。
この団体の代表は、日本人女性ではじめてエベレストに登頂した、田部井淳子さんです。毎週会議を開いて団体結成にこぎつけました。

ですから、なかば孤軍奮闘のかたちで運動を進めました。
しかし、当時、ユネスコに登録される「世界遺産」そのものの理解が、まだ国民の中では不十分でしたので、まず、そこから学び、普及することからはじめました。
それは政府・林野庁が世界遺産の理解が一番不十分でした。「世界遺産に登録されたから入山禁止だ」という論理が、です。

くわしくはこのホームページの「野口信彦 論稿集」に「白神山地と登山の自由」として全文が掲載されていますので、どうぞお読み下さい。

私の記憶のある中では、最も苦労して書いた論文のひとつですが、それがのちになって、登山関係の出版物に掲載されることになって、若干、補強しただけで出版されました。

この文章の冒頭に長たらしく書いた団体が、今頃になって、その私の論文を「現代日本語書き言葉均衡コース」に採録させていただきたい、という要望だったのです。

それがナゼ評価されたのかが、よく分からないのです。
「書き言葉均衡コース」とは、なんでしょうか。
まあ、一応、評価されたのでしょうし、相手は、国立行政法人ですので、胡散臭いところではないようですので、OKを出した次第です。

「書き言葉」という単語で思い出したのですが、まもなく出版される(22日ころ)拙著『シルクロード 10万年の歴史と21世紀』は、2〜3年間にわたって開講した「シルクロード講座」の原稿をもとにしたものですが、いよいよ出稿という直前になって、ある種のひらめきがあって、書き言葉から、話し言葉、いわゆる「ですます調」に全文を変えました。

読み直してみると、まるで別人の文章にように見えました。良くなったかどうかは別ですが、感じが、です。
どちらがいいか悪いかは、これもこのホームページの「野口信彦著書紹介」欄に紹介されておりますので、推薦文と紹介だけですがごらん下さい。
お求めは、出版社へお願いします。

今日はなんだか宣伝のようになってしまいました。すみません。
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