シルクロード日誌

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唐招提寺・安如宝関連のビデオを見ました
                    091110 野口 信彦

以前、この欄で「11月3日にTBSテレビで唐招提寺とソグドからきた仏僧・安如法のドラマがあるので、是非見てください」と書きました。
私は1日から3日まで、ワイフと一緒にカナダから来たウイグルの友人アルズグリさんを広島〜大阪〜奈良へ案内したのでビデオに収録したものを見ました。

あいにくビデオの機械が壊れていたので、近くの世田谷区用賀に住む息子に「留守中に機械を買って、収録しておいてくれ」と頼みました。
息子は今、毎週木曜日午後8時からテレビ東京の、「空から何とか」という番組で毎週、ヘリコプターで上空から撮影するという仕事を担当しているので、時間がないと断られましたが、結局、親父の権威を発揮して(いや、頼み込んで)何とか機械を買ってきてもらい、録画もしてもらって、きのう9日、やっと見ることができました。
(余談ですが、1万円冊10枚を置いて行ったのですが、レシートも正札もなく、1枚ももどってきません。まるでオヤジの若いときと一緒です)。

私が以前書いたことは、安如法さんは唐の都からはるか西、中央アジアの現在のウズベキスタンとタジキスタンの国境にあったソグディアナ地域のソグド人だったと言うことと、そこからシルクロードを経由して中国で仏僧となり、日本へ渡った鑑真大和上の信頼厚く唐招提寺の4台目の住職になったこと、若くて信頼されていたので各地に仏教の布教に派遣され、遠くは下野の薬師寺=現在の群馬県にまで行ったということでした。
番組では、それらのことが、かなり真実に近いかたちで話されていました。

見て、まず驚いたことは唐招提寺金堂の10年にわたる改修工事の規模の大きさ=改修費50億円とも、当時の天皇を中心とする権力闘争の姿、唐招提寺を建立するまでの経過などが、リアルに表現されていたことでした。

しかし、天皇家とそれをめぐる側近たちの権力闘争などは、ドラマでもあるのですが、「皇国史観」からつかず離れずに描いているなということを感じました。

テレビでは、ソグドという言葉は出てきませんでしたが、安如法さんの「私は唐のはるか西から来たものです」というセリフがありました。
シナリオも「ソグド」まで書けなかったか、知らなかったかでしょう。
あれで十分です。あれ以上は望んでも無理だと思いますから。


もうひとつの感想は、古代日本との関連で、今私は、遠い昔の毛人(エミン)、蝦夷(エミシ)、蝦夷(エゾ)関連を研究したいと思っています。
日本より東には、いわゆる基軸になる「シルクロード」はないわけですが、スタート地点になるか終点になるかは別として、その日本の東北・北海道地方及び朝鮮半島から千島〜カムチャッカ〜中国東北部〜シベリア東部〜アリューシャン地域までのことを学ぶ必要があると痛感しました。

最近、とみにそれを感じているのですが、意欲が醸成するのを待っていました。なにか、フツフツとそういう気持ちになってきました。
これまで発表されていない様ざまなことがわかってくることと思います

その地域の研究は、ある面ではまだまだ開発途中あるいは発展途上だと思えるのですが、宝の山が続々と出てくるかもしれません。
テレビの内容とぜんぜん違う感想でしたが、私の実際の感想でした。
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