シルクロード日誌

日本シルクロード文化センターのブログページです。シルクロードに関する情報、コメント、旅日記などを綴ります。
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帰ってきました、ウズベキスタンから 
    

いよいよサマルカンド入り

 東京の暑さに参っています。ウズベキスタンの乾燥した気候が懐かしいです。帰国して1週間が経ちましたが、まだ暑さになれません。

 生まれたばかりの孫に会うのが唯一の楽しみです。年取ったのかなあと思いますが、可愛いものは可愛いです。

 さて、いよいよサマルカンド入りです。

 7月18日

 サマルカンドへ

 ガイド、ドライバーと朝9時45分ロビーに集合だった。午前7時ころから失敗続きだったメール送信を再度試みた。結果はやはり駄目であった。

 出発時間の10分前にロビーへ降りて行ったのだが、ニギナさんが来ない。20分以上遅れてやってきた。ここでも10回くらい「ごめんなさい」を繰り返す。上目づかいに言われるとそれ以上言えない。でも、これはガイドとしては失格である。「ガイドはお客さんの集まる時間の10分以上前に来ていなくては駄目だよ」という。そうそう甘い顔はできない。

 

 ちょっと国立歴史博物館へ

 日本の著名なシルクロード研究者である加藤九祚先生が、長年にわたってウズベキスタン・テルメズでの遺跡発掘を試みてこられたが、それらを国立歴史博物館に展示してあるとの情報が、夕べ会ったプロガイドのトルキン君から入った。

 

 やはりあった。

 しかし、ここも展示物を説明するパンフがない。高い撮影料を払ってカメラに収めることはできたのだが。だいたい、博物館の展示品を撮影させるということがおかしいのだが、もっとおかしいことに私はそれに便乗しているのである。

 いずれ陳列品を紹介する文書が現れるだろう。詳細のご紹介はそれからにしたい。

 

 サマルカンドまでは315km。車はときおり150kmほどのスピードを出す。ニギナさんに「ウズベキスタンには高速道路はあるの?」と聞く。「高速道路ってなんですか?」というので「高いところや山の中を高速で走る有料道路だよ」というと「ここは全部、高速道路です」という。彼女なりのジョークであろう。私が手玉に取られたのである。彼女は日本に行ったことがあるので、当然、高速道路は知っている。

 

 シルクロード関係者にとっては垂涎の地であるアムダリア(川)では、休憩をとって写真でも撮ろうと思っていたが、そこも一瞬のうちに猛スピードで通り過ぎてしまった。

 

 3時を過ぎたころ、道路沿いの民族レストランに入ったが、ショフ君が「席がない」とのことで出発してしまった。私とニギナさんは空いた席があったので「あそこで食べよう」と思っていたのだが、出発である。ニギナさんが怒った顔をしているので「どうしたの?怒ってるの?こういうときはあなたがガイドで権限があるんだから、あなたが決めなさい」という。すると彼女は、後部座席から目の前の運転席のショフ君に「殺してやる」と言い出した。ジョークだか本気なのだか一瞬分からなかったが、かなり怒った顔である。ウズベクの女はこわい。

 

 4時ころやっとレストランに入った。牛肉のカワップ状のものと瓶ビールをジョッキに注いだものを2杯。おなかがいっぱいになった。「これは食べすぎだ」と直感した。

 私がしばらく投宿するサマルカンドのシティホテルに入った。タシケントの三つ星ホテルよりかなり質素だが、私にはこのホテルのほうが住み心地よさそうに思えた。CITY HOTELである。1泊50ドル。

 

 午後5時半に授業を終えた胡口さんがバルノ夫人とホテルに来てくれた。握手で再会を喜ぶ。早速、日程の調整に入ろうとした。だが、胡口さんはニギナさんに開口一番「ニギナ、今朝は時間に遅れたんだって!ガイドが遅れちゃだめだよ!」と叱責。彼女はたじろぎながらも「申し訳ありません」とあやまる。

 

 胡口さんと私の両者の情報を重ね合わせると、フェルガナ情勢はかなり厳しいようである。まして国境に近づくなどは警備の軍もウズベク人もピリピリしているので、危険が伴うことがあるようである。ともかく、今夜は胡口さんの教え子の結婚式なので、そこへ私も案内してくださるそうだ。

 あすは完全休息日にした。

| 旅日記 | 01:04 | comments(1) | trackbacks(0) |
コメント
はじめてコメントします。

小学生の頃、NHKスペシャルで放送された『シルクロード』を見て以来、シルクロードに憧れておりました。今年、夏休みを利用してウズベキスタン訪問が叶いました。ガイドは貴殿と一緒でニギナさんでした。お土産に日本のシルクを持って行きました。古の時代、シルクロードで伝わった文化が日本でどのように形になったのか伝えたかったからです。
これまで、トルコ、モロッコ、モンゴル、ベトナム、ラオス、カンボジアなどを旅行してまいりましたが、どの国にも共通する文化が感じられます。貴殿のブログを拝見し、いつかシルクロードを横断する旅に行きたいと思っております。

突然のコメントで失礼しました。
| matsuba | 2016/10/13 1:22 AM |
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