シルクロード日誌

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帰ってきました、ウズベキスタンから 
  
 きのうのブログで、初めて写真を掲載しました。もっとうまくやればよかったという思いと、もっと早く覚えればよかったという思いがあります。
 今日の写真は、青の都サマルカンドの象徴ともいえるレギスタン広場です。

しかし、ほんとうのことを言いますと、今回のサマルカンド滞在中には、この観光の名所には一度も行っておりません。毎日すぐ近くを通っていたのですが・・・・・こんな「観光客」も珍しいですね。

 

  青の都・サマルカンド

かつて、歴史の絵巻物であった中央アジアの華ともいわれるサマルカンド。紀元前4世紀、アレクサンドル大王の侵入以来、8世紀のアラブ侵入と圧制を経験し、13世紀、チンギス・ハーンが占領して完全なる廃墟と化したこの地は、まるで不死鳥のようにそのたびごとに蘇ってきた。チムール時代の首都であった。

 

こんにち、サマルカンドを歩くと眼に飛び込んでくる美しい建築物。そのすべてがチムールによって造り上げられたものだといってよいだろう。かつて、チムール時代のサマルカンドは、その建築物に使われた「青」によって“空の青さが見えない”といわれるほどであった。

 

一代の英傑であるとともに、建築王でもあったチムールが造り上げたサマルカンドは、“青のドームの都”とも呼ばれ、イスラームの世界でも“東方の真珠”と称えられてきた。

8世紀のアラブによる侵攻と1220年、モンゴルのチンギス・ハーンによる徹底的な破壊の跡によみがえったサマルカンドは、600年を過ぎたいまでも私たちを惹きつけてやまない。

 

古都サマルカンドは、チンギス・ハーンの遠征軍によって徹底的に破壊され、人口も激減した。だが、チムール朝時代に見事に復興し、かつてない壮麗な都市に生まれかわった。サマルカンドは土塁と深い濠で囲まれ、郊外に広がる果樹園の中にも、チムールの宮殿や壮麗な建物があった。食品も工芸品も豊富に生産され、市場は昼夜にぎわっていた。

人口はチムール時代に15万人を越えた。アラブ人、ギリシア人、アルメニア人など諸国の商人も多く往来し、中国の絹やインドの香辛料、ロシアの皮革などが取引されていた。

 

チムールは、商店街をつくるために、サマルカンドを貫通する道路をわずか20日間で建設させ、チムールの妻と母のために、モスク(ビビー・ハヌィム・モスク)の建造を自ら監督したという。美しい庭園も数多く造った。チムール在世中に、彼の孫のムハンマド・スルタンが建設した神学校(マドラサ)は、後にチムール一族の霊廟(グル・イ・エミール)となった。

 

チムールの孫のウルグ・べク(在位1447〜49年)も公共浴場や庭園など多くの建造を行い、なかでも神学校はこんにちにまでその美観をとどめ、また天文台は特筆すべきもので、ウルグ・ベク自身の手になる天文観測記録は、デンマークのティコ・ブラーエのそれと並んで、望遠鏡発明以前におけるもっとも精密なものと賞賛されており、人類文明の発展に偉大な貢献をしたといえる。

 

チムール帝国が、サマルカンド政権とへラート政権に分裂したのちは、へラートでチャガタイ・トルコ文学のミール・アリー・シール、細密画のビフザードなどが活躍したのに比べ、サマルカンドは精彩を欠き、1503年、ウズベク人に占領され、その繁栄もひとつの時代を終わっていくことになる。

 

サマルカンドは紀元前4世紀にアレクサンドロスによって破壊されたソグド人の古代都市であるマラカンダと同じ街である。世界で最も古い都のひとつといわれているサマルカンドは、4世紀以降に復興を果たしたが、突厥にも支配され、そして7〜8世紀になると中国の唐王朝にも支配された。

 

ここはゾロアスター教が隆盛を誇っていた時期もあったが、8世紀にはアラブの侵攻を許し、12世紀にはモンゴルのチンギス・ハーンによって徹底的に破壊された。さらにウイグルのカラハン王朝にも支配されたが、サマルカンドは不死鳥のようによみがえり、現在では街全体が世界遺産に登録されている。

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