シルクロード日誌

日本シルクロード文化センターのブログページです。シルクロードに関する情報、コメント、旅日記などを綴ります。
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第15回シルクロード講座&サロンが開かれました
8月のシルクロード講座&サロンは、皆さんシルクロードの各地への旅などで多忙な事もありましたが、暑いのでお休みでした。
昨日、日本シルクロード文化センター主催の「第15回シルクロード講座&サロン」が開かれました。

       野口 信

 講師として早めに会場に到着していた本多海太郎さんが、自

販機で冷たいものを買っているときに、たまたま通りかかって

赤信号で止まった女性の自転車愛好家に同好の士として声をか

けると、最初から最後まで参加した人、あるいは2年半のロシ

ア滞在でモスクワ郊外のリャザン国立大学でロシア語講師をつ

とめて帰ったばかりの方、先日のモンゴルツアーに参加された

方、連続参加の多くの方々も含めて22名のかたが、ぶり返し

た猛暑にもかかわらず参加されました。

 

 はじめに講師として登場したシルクロード研究者の本多海太

郎さんは「高原パミールの生活」と題して、多様なお話ととも

に豊富な写真を駆使して話されました。

 パミール高原は、歴史的にもシルクロードの要衝の地あるい

は分岐点として重要な位置を占めて来ました。


 これまでタジキスタンのパミール高原は登山家あるいは探検

家だけの世界ともいえるところでした。政治的な混乱や内乱な

どで普通の旅行者は行きたくとも行けないところでもありまし

た。しかし、国内の内戦も収まり、一定の平和が保たれるよう

になり、あるいは交通の便が良くなってきたという理由で、普

通の方々も各地に入りこめるようになりました。

 

 今回は、昨年の第6回講座に引き続いてのお話で、目を見張

るような大自然のもとで生活するタジキスタンの遊牧民や川を

越えればすぐに隣のアフガニスタンやキルギスに入れる地形、

スクリーンにタジキスタンの地図を掲げての説明は、分かりや

すく詳細で丁寧でした。

 

 続いて登壇した同時通訳者で中央アジア研究家の井手マヤさ

んは、「女性探検家イザベラ・バード―明治初期、日本も訪れ

たイギリス女性」と題して話されました。

 

 井手マヤさんも前回の第10回講座のお話が好評で、再度の

女性探検家のお話です。今回はイザベラ・バードの紹介です。

 イザベラ・バードはイギリスの女性旅行家で紀行作家。明治

時代の東北地方や北海道、関西などを旅行し、旅行記『日本の

奥地紀行』などを書いています。

 井手さんは本多さんと違って文字で箇条書きにしたものをス

クリーンの掲示され、それはそれで分かりやすいものでした。

私もまねをしようかと思いました。

 

 イザベラ・バードはイギリスの保守的な雰囲気の中で生まれ

た典型的なイギリス夫人。若い時から旅行を続け、しかも彼女

の旅行紀行はいつも大ヒット。その印税で世界各地の旅を続け

ました。

 40代後半になってから結婚し、しかも5年後には夫が亡く

なるという悲劇はありましたが、その遺産で再び旅を続けると

いう、いわば「恵まれた」生涯を続けました。不謹慎な言い方

ですが、うらやましい限りです。

 

 私の感想では、明治初期の日本の奥地への旅は非常に興味深

いものでしたが、まだ封建的な色合いの強いイギリスという保

守国で、しかも抑圧された女性が世界の各地を旅したというこ

とでした。

 

 

 次回10月9日(土曜日)は、日本シルクロード文化セン

ターとしては、一風変わったテーマと内容です。

お話は内モンゴル出身のモンゴル人であるバー・ボルドー

(日本名・富川力道)さんです。テーマは「大相撲の国際化と

メディア言説―朝青龍問題を中心に」です。ご期待ください。

 

 後半のシルクロード講座&サロンは、「写真で送るモンゴル

大草原の自然、内モンゴル・河西回廊のシルクロード」の二本

立てです(寧夏回族自治区、内モンゴル、河西回廊と青海の旅

は現在、ブログで報告中です)。

 先般、日本シルクロード文化センターの行事として行ったモ

ンゴルツアーの報告と後半に私の個人旅行として行った標記の

ご報告です。

 これもご期待ください。

 

 ついでにご報告しますと、年に1回の我が日本シルクロード

文化センターのシルクロード講演会の演者とテーマが決まりま

した。

 演者は毎年恒例のアルズグリさんですが、彼女はカナダ人と

なることによって、今回、改名しました。新しいお名前は

「ARZU=アルズ」さんです。

  講演テーマは『シルクロードとウイグル文化における変遷』

です。

 目下、滞在中のカナダ・トロントでレジュメを執筆中です。

 会場は変更になります。狛江駅北口1分の「泉の森会館」3階

ホールです。100人収容可能な会場ですので、私たちも力を入

れて準備を進めますが、皆さまも今から予定を空けておいてくだ

さい。お願いいたします。

 なお、来年度からの会場も「泉の森会館」3階ホールを常設会

場とする予定です。

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