シルクロード日誌

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ウイグルの歴史と民族問題をお話ししました。

 きのう8日土曜日、標記のシルクロード講座を開きました。

 テーマは「ウイグル民族の歴史と民族問題」。講師は私・野口でした。

 しかもわたしは、日本シルクロード文化センターの年1回のイベントである、昨年11月の「シルクロード講演会」でも同じテーマでお話しているのです。なぜ、同じテーマを選んだのかというと、文字で記録することのできなかった古代、モンゴル高原の北のシベリア南部に発生した民族のことは、なかなか分からないものだからです。

 
きのう8日のシルクロード講座風景です。


しかも深めようとすればするほど、歴史の真実に迫ろうとすればするほど、テーマの難しさが身にしみて迫ってくるのです。

6月に帰国してから何度も何度も書き替えました。しかも「10月だからまだ間に合う」となかなか本気になって取り組めなかったことも事実でした。

 

そこで考えたついたことがありました。「年表」を作成することでした。これまで読んだことのある資料から、ウイグル関連、遊牧騎馬民族関連も含めて、いつ、なにがあったかを拾い出す作業にかかりました。

民族問題に関わると、チベット問題や内モンゴル問題も抽出しなければなりません。13ページもの「大作」になってしまいました。

 

文章も四苦八苦、腸ねん転を起こしそうになるほど苦しみました。親から授かった頭が、こんなにも文章を書けないようになっていたのかと、親を恨んだこともありました。4泊5日の検査入院もそのストレスがあったのかと、いまでは確信に近いものがあります。

 

講座の2〜3日前になって、こんなに長い文章は誰も読まないだろうなと思って、数年前のシルクロード講座の文章で気にいったところがあったので、それを取り出して、書きかけの個所と入れ替えたりしました。19ページが7ページになりました。これでは換骨奪胎です。

そんな苦悶の果てがきのうの内容でした。まだまだ不十分です。まだまだ磨きをかけなければなりません。

ウイグルのイメージ写真です


 

きのうの受講者は20数名でしたが、話をする側にとっては1人でも千人でも同じことです。

民族問題ということで、かなり生々しいテーマですので、さすがにウイグル人は顔を見せませんでした。

 

初めて顔を出してくださった方がたもいました。

 

昨年、1人でウズベキスタンに行ってからフェルガナに行ったことがありました。成田からタシケントに向かう飛行機で隣になった若い女性と、シルクロードのことや、ウズベキスタンのことなどを話していて、「是非、ホームページを見てください」と名刺を渡したことがありました。

 
これもイメージ写真です


きのうその女性が受付に立ちました。スーツケースを引いています。どちらから?と聞くと、その女性でした。無論、事前にメールが来ていて彼女が来るのは知っていたのでしたが、原稿準備ですっかり忘れていました。「川崎の友人と会うので東京に行くので、ちょうど第二土曜日でしたので・・・」ということで顔を出してくれました。

 

9月までシベリアのトゥバ民族のなかに3ヶ月入っていて、民族楽器の演奏や歌を学んできたという青年も顔を出しました。懇親会の席だったのですが、パワーポイントも見せてくれました。

早速、今年12月の講座に出演してもらうことになりました。速戦即決です。

 

今回から、シルクロードサロンの時間は講師との質疑応答やシルクロードに関する話題を話しあうことに替えました。

いろいろな質問が活発に出されました。嬉しいことでした。

きのうは2時間10分休みなしでお話ししましたが、質問に応える中で、もっともっとお話ししたいことが山ほどあることに気がつきました、それをうまく整理して短くお話すすることも大切なことだなと痛感しました。

 

11月はさらにおどろおどろしいテーマが続きます。

内モンゴル出身のモンゴル人ですが、日本に帰化された静岡大学の楊海英教授と昨年、新疆に向かう途中、北京空港で入国を拒否された水谷尚子さんです。

楊先生のテーマは「中国文化大革命と少数民族―内モンゴル自治区の事例から」。

中央大学非常勤講師の水谷尚子さんは「在外ウイグル人への口述史収集〜中国新疆からの経済移民者を訪ねて」です。

中国当局の神経がピリピリするようなテーマですね。ご期待ください。

| 日本シルクロード文化センターの活動 | 07:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
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