シルクロード日誌

日本シルクロード文化センターのブログページです。シルクロードに関する情報、コメント、旅日記などを綴ります。
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シリーズ――シルクロードを東へ――2
                    ローマ

イタリア半島の中央部、テヴェレ川河畔に時を刻むローマは、はるか古代ローマの時代から歴史の舞台となった都市です。

ローマはイタリア共和国の中心部に位置する首都であり、人口は246万。現在の地中海エリアの中心地として輝き続けています。

 

紀元前27年、アウグストゥスがローマ帝政をはじめ、五賢帝の治世(96180年)には、その全盛期を迎えています。

「すべての道はローマへ通ず」といわれ、常に歴史の表舞台に登場してきたローマには、数多くの史蹟が残ります。

プリマポルタのアウグストゥス

 

古代ローマの政治・経済の中心であったフォロ・ロマーノやコロッセオ(円形闘技場)のある歴史地区は、1980年、歴史地区は世界文化遺産に登録され、90年にはエリアが拡大されました。

 ローマのコロッセオ(円形闘技場)


それでは、中世におけるヨーロッパの位置とその東方志向をみてみましょう。

 

ヨーロッパのシルクロード東漸

冷蔵庫のなかった時代、肉を主とした食材としていたヨーロッパにとって、それ以前に将来してあった絹を除いては、肉の臭みを消し、風味をまして保存・薬用効果もある香辛料(スパイス)はなくてはならないものでした。

香辛料の主なものとしては、胡椒、シナモン、クローブ、ナツメグなどがあげられますが、これらはヨーロッパでは産出されず、東南アジアやインドが主産地で、金銀よりも高価な輸入品として珍重されていました。

 

この貿易はエジプト商人が中継し、ジェノヴァやヴェネツィアなどのイタリア商人が行なって巨万の利益をあげていました。

ベネティアのサン・マルコ広場。水があふれたところでカモメが鳩を食べています。ショックでした


しかし15世紀、オスマン帝国が地中海東岸に進出すると、この東方貿易は妨害され、ヨーロッパの商人はアジアとの直接貿易を望むようになっていました。

また、十字軍遠征以来、外への膨張傾向が次第に強まっていました。

 第1回十字軍によるアンティオキア攻囲戦

エルサレム攻防戦


13世紀、イスラム教徒を追放して国土回復(レコンキスタ)を終えたポルトガルは、キリスト教世界の拡大と香辛料貿易への参入をはかり、国王の保護下に新航路の開拓を進めました。

14世紀以来、羅針盤を使用する航海術が発達し、新航路開拓は技術的に可能になっていました。

 右から左へ、コロンブス、ヴァスコ・ダ・ガマとマゼラン


ポルトガルのエンリケ航海王子は、アフリカ西岸探検やインド南端の航路開拓を熱心に後援し、1488年、バルトロメウ・ディアスがアフリカ南端の喜望峰を発見し、ついに1498年、ヴァスコ・ダ・ガマがインド西岸のカリカットに到着し、インド航路を発見しました。

 

1479年に成立したスペイン王国では、ポルトガルより遅れて1492年に国土回復を集結させ、インド航路の開拓に着手しました。

スペイン女王の後援を受けたコロンブスは、トスカネリの説により大西洋を西へ進んで新大陸「インド」(つまりアメリカ大陸の末端)を発見しました。

 

また、マガラエンシュ(マゼラン)はスペイン王の命により、西進してインドをめざし、1521年、フィリピン諸島に至りました。

1494年、両国はローマ教皇の仲介によってトルデシリャス条約を結び、世界を二分する境界線を決めました。この結果、アジアはポルトガルの勢力範囲となり、貿易が本格化したのです。

 

| シルクロード | 07:08 | comments(3) | - |
コメント
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2016/02/10 9:56 PM |
コメントをありがとうございます。

日曜は定休日ですが、それ以外は毎日書くように努力しています。

野口信彦
| 野口 信彦 | 2013/03/08 10:22 AM |
はじめまして、ブログ楽しく読ませて頂きました。
記事がとてもわかり易くて楽しめます^^
また来ます!
| 坪江 | 2013/03/07 9:33 AM |
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