シルクロード日誌

日本シルクロード文化センターのブログページです。シルクロードに関する情報、コメント、旅日記などを綴ります。
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大相撲春場所とマスコミ
 本場所前からテレビや新聞は、琴奨菊が優勝して横綱になるかどうかで大騒ぎでした。相撲は中盤まででなく、終盤戦10日目くらいからが本当の星のつぶしあい。その琴奨菊は、きのう12日目が終わった時点で優勝した先場所を除いたいつものような8勝4敗です。
 
 つぎは稀勢の里が全勝中だというと、今度は“稀勢の里初優勝か”とまた大騒ぎです。きのう取り組みが終わった時点で2敗。初優勝の夢はほとんど消えました。同じ2敗には豪栄道と妙義龍も並んでいます。結果はまだわかりませんが、今までの相撲を見ていると、やはり本命の白鵬が迫真の体当たりで単独トップを驀進中という状態になりました。

大相撲三月場所11日目 白鵬は寄り倒して稀勢の里の全勝を止める
=23日、エディオンアリーナ大阪(寺口純平撮影)
 
 マスコミはなんと定見のない姿勢だろうかとハラが立っています。相撲の醍醐味は、ケレンのない立ち合いと全力でぶつかってどちらが勝つかという瞬間的なドラマです。それまでのけいこやトレーニングがモノを言います。そして“必ず勝つぞ”という闘志も重要な要素です。
 
 先場所の琴奨菊は見違えるような相撲ぶりでした。聞くところによると、体幹を鍛えるトレーニングに励んだとか。それが今場所までも同じように鍛えたのでしょうが、どうして負けが込んできたのでしょうか。わかりません。
 逸ノ城も今場所は見違えるような相撲ぶりです。ただ、彼は大の稽古嫌い。熱心に稽古とトレーニングに励んで、余計な肉を落とすことが課題です。

 
 私はいま蒼国来を応援しています。場内アナウンスで彼を「中国出身」といますが、すべてを国籍だけで決めていいものかと悲しくなります。彼は内モンゴル出身のモンゴル人なのです。「中国人」といわれるのは不本意でしょう。でもいま、それで相撲協会を攻めることはできません。協会に責任はないからです。

 幕下では「宇良」を応援しています。やはり、これからの相撲界を背負って立つ人を見つけて応援することも、これもまたひとつの醍醐味です。以前は魁聖、勢などが横綱候補だと思っていました。浮世絵のモデルいいと思えるほどの格好いい面構えです。しかし、勢がもたもたしている間に照ノ富士たちが出てきて地図を塗り替えてしまいました。でも、今場所の勢は好調です。
 
 蒼国来は相撲協会からあらぬ疑惑をもたれて解雇され、裁判に訴えて無実を主張し、潔白が証明されました。裁判を戦っている彼の激励会に出席したことがあります。それだけの理由で応援しています。
 
 それでもうひとこと言いたいことがあります。白鵬が「変わり身」で勝つと非難轟々(ごうごう)です。なぜでしょうか。それもこれも立派な相撲の決まり手。負けた方が弱かったのに、なぜ、勝者が非難されるのでしょうか。それは、白鵬が日本人ではないということが理由なのではないでしょうか。
 
 さらにはいつも“横綱の品格”を言いだします。横綱は変わり身をしてはいけないのでしょうか。横綱といえども必死に相撲を取っていることでしょう。“弱い横綱”といわれる鶴竜がそうです。必死なのです。軽量がゆえに必死に相撲を取らなければ勝てないのです。

 相撲の勝負で品格が必要なのはアスリートすべてではないでしょうか。横綱にだけ品格を求めるのは本末転倒です。横綱が最高の地位だとはいえ、関脇、大関の次の地位ということです。
 
 琴奨菊が初優勝すると日本中が“日本人出身の横綱を・・・”となります。その期待は理解できますが、ここはグローバルに考えることが大切なのではないでしょうか。相撲協会が世界に門戸を開けて外国人力士を求めたのですから。相撲界全体が品格のある相撲を取り、名勝負を繰り広げることこそが、いま、大切なのだと思います。
 
 きょうは少し感情が勝りました。 
 
| 大相撲を論ず | 14:01 | comments(1) | - |
コメント
2017年4月、全く同じことを私も思います。益々強まったというべきか。
元からの大相撲好きは、あの多国籍からなる力士たちを歓迎し、一人一人の成績性格、その上でひいきの力士がいました。
なのに今マスコミが勝手に侵入してきて、「稀勢の里・えこひいき状態」を作ってしまった。
私は稀勢の里を、あの朴訥とした好青年を好いています。が、他の力士を無視して、という担ぐマスコミのさまには苦々しさを感じます。

対戦相手の照の富士への慰労、真っ当に強かった日馬富士への称賛、理性で考えればこちらへも一言あっていいのに、と思います。
| すうじょ | 2017/04/11 12:25 AM |
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