シルクロード日誌

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ウイグル人の生活習慣及び風俗・伝統あれこれ ―10

 アトゥシュの病院で

アトウシュの病院の病室で。2004年11月

 

  アトウシュは1960年代にカシュガルから分かれて造られた新しい市である。

クルグズ(キルギスのこと。最近は国名のキルギスもクルグズスタンというようになった。このほうがより原音に近い)人は山地で生活するので牧畜をする。行政はキルギス人に便利な環境をつくろうと考えて、アトウシュを分けた。今のアトウシュ市は、「クルグズ自治州」の中心都市として存在している。

 

 そのアトウシュの街のレストランでオスマンジャンと2人で食事中、隣のテーブルのインテリ風の男性2人が話しかけてきた。私が外国人だから話しかけてきたのだろう。1人はアトゥシュ市クルグズ自治州人民病院の副院長ということだったので「時間があるならば、是非、病院を見学させていただきたい」とお願いした。即、OKだった。以下は、新疆の医療事情の一端である。

私の両側は病院の医師たち。右端はカシュガル在住の友人ヤルクン。

私がカシュガルに行くと必ず会いに来てくれる。

今年7月も、今から会う準備をしているという。

 

 この病院は1954年に造られた、ベッド数400床の比較的規模の大きな病院である。医師と看護士の数はいずれも250人。医療事務に携わる人は100人程度。彼のボーナスは規定で決まっているので600元だということだった。「しかし、北京や上海の大病院の医師はボーナスを100万元くらいもらう」という。北京や上海など大都市の病院では、そのほかに入院や手術の際に袖の下やツケ届けがたくさん入るというが、ここ新疆ではそのようなことはないという。言われただけであって本当かどうかは分からない。

病院の前にはバザールができる。

 

 医師も看護師も最高額の給料で同額の2450元、少ない人で1000元である。北京や上海と比較すれば圧倒的に少ない。彼は副院長で博士でもあるのでアトウシュの病院では最高級の給料取りだという。日本と違うのは、看護師長と同額の給料だということ。日本では医師と看護師が同額の給料ということはありえないだろう。その点はさすがに社会主義国ではあるなと思えた。

 

 

バザールには街頭の床屋さんもいる。私が撮影の許可を求めると、

頭をそられているおじさんが笑い出して、少し血がでてしまった。

それでまた大笑いした。2004年11月

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