シルクロード日誌

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40年ぶりのキューバに行ってきました ―革命戦争の記念の地トリニダー−

 

 ハバナに着いてからずっと荒れ模様だった天候が、この日になってやっと太陽を見せてくれた。小雨、曇り空はもう飽き飽きしていた。これでなくてはキューバじゃない。早速半ズボンになって歩いた。

 

 トリニダーもやはり世界文化遺産の街。1988年に登録された。このキューバ南部の植民都市トリニダーは早くからスペインによって開発されていった。勘違いしてはいけない。それは先住民のためにではなく、自分たちが暮らしやすく住みやすくなるように、そして支配・搾取・略奪しやすいためにというためだ。したがって、ここは奴隷と砂糖貿易の中心地として栄えた。

街にはいまでも馬車が闊歩している

路地裏のスーパー

売り子の女性たち。撮影の許可を求めると気軽に応えてくれた。

路地裏を走り回っていた少女たち

 

 大航海時代にヨーロッパに広がった紅茶やコーヒーに砂糖を入れることがはやり、砂糖の生産は労働力となる奴隷貿易とともに、一大産業になっていったのである。

 

 郊外のロス・インへニオス渓谷はサトウキビ畑が広がる地で、今も奴隷たちが働いていた砂糖工場の跡がある。

広いサトウキビ畑が残っている

 

 19世紀に奴隷制度が廃止され砂糖相場は暴落、続く戦乱で町は衰退したが、街並みは植民地時代の雰囲気をそのまま残している。農園主ニコラス・ブルネット・ムニョスの壮麗な屋敷を再活用したロマンティコ博物館やイスナガ夫人の邸宅を利用した歴史博物館には当時の家具調度品や生活用品が展示され、農園主たちのぜいたくな暮らしぶりがうかがえる。

ここから下3葉は、いずれも農園主、いや奴隷主だったものの邸宅跡

 

 一方で、ロス・インへニオス渓谷には、砂糖王イスナガが建てた高さ45メートルの「奴隷監視塔」が残り、当時の奴隷たちのつらい労働状況を今に伝えている。ラム酒にハチミツ、ライム、水を混ぜたカクテル「カンチャンチャラ」はこの街の名物である。

「奴隷監視塔」。うちのカミさんは、高いところが好きだから登って行った。

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