シルクロード日誌

日本シルクロード文化センターのブログページです。シルクロードに関する情報、コメント、旅日記などを綴ります。
<< 番外 キューバの旅が終わって | main | この世に地獄はあるのか! ―シルクロードは平和でこそ発展するべきです― >>
この世に地獄はあるのか! ―シルクロードは平和でこそ発展するべきです―

“ウイグルはいま、地獄です”。この言葉は、海外在住のあるウイグル人の表現です。

 “そうだろうな”とは思っていても、どれほどのものかを知りたかったのですが、ちょうど15回目の来日だというウイグル人の指導者ラビア・カーディルさんの講演会がありました。

ラビア・カーディルさん

 

 その前に一言付け加えておくことがあります。

 数年前、研究者のある方が、彼女の講演会でお話をしてほしいと依頼されました。周りの研究者仲間は、それに参加すればどんな結末になるか知っているから必死で止めました。そして熟考した彼はやめました。

 それは、それらの活動を、中国大使館をはじめ日本の各地で中国の権力機関が、ウイグルやチベットの運動を「監視」しているということを意味しています。

 

 ですから、それらの活動に協力あるいは参加するとなると(とくに中国との関係の深いシルクロード関係の研究者にとっては)、もう中国には入れなくなるという致命的なことが起こります。

中国の地図と赤い地域が新疆ウイグル

 

 私の友人も数年前に来日した際、ラビア・カーディルさんの講演会で話をしてくれと言われて、前向きになっていました。彼女も「私の日本滞在中にお世話になった方からのお願いですので・・・」と。私も彼女の友人たちもそれを止めました。ラビア・カーディルさんの講演会をセットし、各地の講演会に付き添ったある大学講師の女性は、そのことが原因で北京空港で入国禁止措置となりました。

 

 ことほど左様に、この件はシビアな“危険をはらんでいる”ことなのです。

 そのラビア・カーディルさんの講演会が先日開かれました。

 私は、今度はちゅうちょなく参加しました。ある覚悟をもって。

 

 海外在住の人はもちろんですが、日本在住の外国人も、日本の政治、その潮流や左右の対立などを知るすべはありません。

 率直に言って、ラビア・カーディルさんの講演会はまじめなウイグル人のほかには、日本人ではほとんどが右翼関係の人たちの活躍の場になっています。

 

 もっと率直に言いますと、彼ら日本人は「右翼」という政治的な立場から「中共を倒せ!」という一念に凝り固まっています。あるいはそのような人物の影響を受けている方がたが大勢を占めています。中国が「共産主義で左だ」と思っている方は、「反共右翼」だということになります。

 

 思想信仰の自由ですから、誰が何を支持していようと構わないのですが、外国の独立や民族運動などを、外国人が直接手を出すことは、「国際主義」から逸脱した「外国干渉」となる時代です。

 長くなるので、続きは明日にしましょう。

 

| ウイグル情報 | 07:20 | comments(0) | - |
コメント
コメントする









CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< June 2018 >>
LINKS
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
モバイル
qrcode
PROFILE