シルクロード日誌

日本シルクロード文化センターのブログページです。シルクロードに関する情報、コメント、旅日記などを綴ります。
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第96回シルクロード講座を開きましたが・・・

 きのうは96回目の「シルクロード講座」でした。

思えば「シルクロード幻想 絹の道の光と影」と題して第1回講座を開いたのが、11年前の2007年1月15日でした。

 

 テーマは「シルクロードのいま昔」。しかもそれまでは3年間ほどですが、2004年頃からは毎月2回、隔週月曜日の午後に「シルクロード講座とサロン」を開催していました。

 前半は、いまは外国で2人の息子と生活しているウイグル人の友人がウイグル語と中国語の講師を、わたしがシルクロード講座を担当していました。

 

 とにかく2週間に一度の講座ですから、こちらが猛勉強をしなければ間に合いません。とにかく猛烈に勉強をしました。勉強をしなければ人前でお話などできなかったからです。

 受講生は、ウイグル人女性からずっとウイグル語を学んでおられた高齢の女性がいました。遠い埼玉県の桶川市からの参加でした。3年ほど前に亡くなられましたが、彼女はご自分の死期を知っておられたのか、直観されておられたのか、所蔵されているシルクロード関係の書籍やあれこれを私に贈ってくださいました。クラブにかなりの寄付もいただきました。私たちが主催するあれこれの講座やイベントなどにはかならず出席されていました。いまはもう亡き、素敵な方でした。

 

 もうひとりは少女漫画志望の方がいました。

わたしが「読売新聞・日本テレビ」の文化講座の講師をつとめたときに受講生として参加していました。どのような少女漫画なのか聞いた時に、何枚かのマンガを見せていただきました。“いまの少女たちはこんなエロティックな漫画を見ているのか”と心配になったほどもモノでした。

 

 彼女の“夢”は、クチャに家を買って住むことでした。

外国人は不動産を買えないんだよ、などと無粋なことはいわずに、じっと黙っていました。

彼女が狛江まで通ってこられるようになってからしばらくして「野口先生、私の漫画が、(ある一流漫画)雑誌に連載されることになりました!」と喜色満面で話して、私たちの前から姿を消しました。漫画の世界のことは疎いので、その後のことは知りません。NHKの連続テレビ小説「半分、青い」を地で行くような出来事でした。

 

 そのほかの仲間は、日本シルクロード文化センター創設期に、クラブの財政など事務局を担当してくださった狛江市内在住の主婦の方がたや、シルクロードに限らず、いつも私を側面から応援してくださっている数十年来の友人たちでした。

 

 まだ、10年かそこいらの年数ですからたいしたことはないのですが、それはそれで、この10年はかなり、激動の、そしてドラマティックな10年でした。

 来年2月には100回記念になります。何か記念になるイベントをしようと、いま企画を検討中です。

 

 で、きのうの第96回講座ですが、テーマは「古代日本へのシルクロード文明の流入と沖ノ島・宗像神社の果たした役割」でした。

 近年、このテーマほど苦労したことはありませんでした。1週間以上は家から一歩も出ないでパワーポイントづくりに集中しました。

 

 出来具合は?と言われるとあまりうまくいきませんでした。一つは、間口を広げすぎた、ということと、テーマが大きすぎて焦点を絞り切れなかったということがありました。もうひとつは、「出展」や「論拠」を明示できないところがあったということでした。

 

 まっ、自分の都合の悪いことは、あまり大きく言わないで、ほかのことでごまかそうと思います。

 講座は午後1時からですが、午前は役員会を開きました。11月10日土曜日に、恒例の、年1回開く「シルクロードの集い」の打ち合わせです。今年は、「ちゃるぱあさ」というデュオによるアフガニスタンの歌と演奏、慶九さんという女性とイランからの男性留学生との歌と演奏、そしてモンゴル舞踊研究会の女性たちの踊りです。

 

 その前には、ちゃるぱあさの佐藤さんから、アフガニスタンの歴史などについてお話ししていただきます。

 ソ連の侵略、米軍の爆撃と攻撃、タリバンやISとの内戦などは知られていますが、それ以前の“シルクロードのアフガニスタン”のことについて知る方は少ないと思います。

 それらの、ためになるお話しと美しい踊りを楽しめます。ご期待ください。

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