シルクロード日誌

日本シルクロード文化センターのブログページです。シルクロードに関する情報、コメント、旅日記などを綴ります。
<< 日本に伝わる前の仏教知る鍵 ウズベキスタンで壁画発見(11月18日の朝日新聞の見出しから) | main | 中国共産党の「民族政策」とはなにか >>
国際世論でウイグル民族の救援を

 中国共産党と中国政府によるウイグル民族や新疆の各少数民族に対する人権侵害や抑圧は、わたしが今まで知る限りのことを書いてきたこと以上の惨状を呈しているとともに、国際的な支援と救援の動きとなっているようです。

 

 これから記す内容は主として直近のロイター電によるものです。

 

カナダ、イギリス、フランス、ドイツやオランダなどの15か国の駐中国大使らが、中国当局に書簡を送り、新疆ウイグル自治区党委員会の陳全国・書記との会談と新疆の人権状況の説明を求めました。

 

 書簡は「新疆でのウイグル族らイスラム教徒に対する扱いを強く懸念している」とし、「状況を明確にするため、陳書記の都合がいいときに会談することを求める」と明記しています。

 

 これに対し、中国外務省の華春蛍(か・しゅんえい)副報道局長は15日の記者会見で、「なぜこのような要求を通じて、連名で中国に圧力をかけるのか。このようなやり方は非礼であり、受け付けることはできない」と批判。「各国大使は、駐在国内のことに干渉すべきではない」などと非難しました。

新疆のバザールで羊を売るウイグル人

 

 新疆で数十万人によるウイグル族らが不当に拘束されていることに関し、国連の人権理事会の場や国際NGOなどから懸念が相次いでいます。

 

 しかし、中国政府は「根拠のないうわさを信じ、夢中になるべきではない」(王毅〈おうき〉外相、13日の会見)などと国際社会の懸念を否定し、詳しい説明を拒否しています。

  (ロイター電の報道はここまで)

 

 一般に中国人は、日本人などの発言に比べて欧米に発言を必要以上に重視します。

 何かの会議があると、中国の報道は、会議の内容ではなく、まず先に、ヨーロッパの報道陣が何人来たかを報道するくらいですから・・・

今日の写真は、すべて通信社のネット写真です。

 

また、昔トルファンで開催された「国際トルファン学会」に早稲田の高名な先生(たしか坂内先生だったかもしれません)方と出席した際、たまたまバックパッカーとして偶然、会議に傍聴者として顔を出したヨーロッパの青年を、理由もなく主席団の席に座らせたことがあります。高名な早稲田の先生より先に発言させ、その内容があまりにトンチンカンで稚拙な内容なので、通訳のグリさんは怒りに燃えて席を蹴って退出したほどです。

 

 今の中国の党と政府は、そのヨーロッパの国々が出した声明さえも断固拒否するのですから、ウイグル族らを弾圧する決意は固いようです。

 

 ウイグル人の数多くが外国へ脱出して学んでいます。卒業しても帰国したがりません。家族でさえも、「せめてあなただけでも帰国しないで、その国で幸せに暮らして・・・」という気持ちが強いのです。

 

 ですから、中国政府はその家族に圧力を加えて「お前の息子か娘を帰国させろ」と迫るわけです。帰国しないと拘留します。

 それと気づかないでたまたま留学先から帰国すると、たちまち拘留です。

 昔、外国に行ったことのある者がいると、王流していわゆる学習させ、反省文が不十分だとさらに拘留です。

 

 続きは明日にしましょう。

| シルクロードの光と影 | 03:49 | comments(0) | - |
コメント
コメントする









CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< December 2018 >>
LINKS
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
モバイル
qrcode
PROFILE