シルクロード日誌

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長かった初場所

ニコニコ顔が好きだった。

金星を挙げてインタビューを受けているときの特大のニコニコ顔が好きだった。

いつも関脇までは行くが、だいたい負け越して平幕に落ちたり、小結くらいでウロウロしていた。玉鷲の相撲はいつもこのようにハラハラさせられていた。

遠藤を破って優勝を決めた玉鷲。

 

私は隠れた玉鷲ファンだった。それを言うと必ず“玉鷲が優勝したからそういうのだろう”と言われると思うから言えなかった。

でも、あのニコニコ顔がすべてを物語っていた。

34歳でやっと花開いた。そして奇しくもこの日次男も生まれたという。

長男はなぜか泣きわめいているけれど、優勝は両親と家族への最大の贈り物だった

 

それにしては今場所は長かった。

この欄にも書いたが、初日の場所を一番後ろの二階席で見ていて、グループの若い男女に中入りの時に話した。“今日の稀勢の里は負けるよ。最も悪い予想は、今場所は3連敗して引退、良くても一ケタの勝ち星だ”と。

そして、その通りになってしまった。

 

玉鷲が優勝して世間はその話題で持ち切りになっているだろうが、そのようなときに思うのは“あ〜、そういえば稀勢の里が引退したなァ〜”である。

“日本出身の横綱が欲しい〜”というのは、メディアがつくりだしたイメージづくりだと思っていた。

 

4日目の引退表明は遅かった。横綱在位12場所で皆勤は2場所のみ。

36勝36敗97休はダメだ。「史上最弱の横綱」といわても文句は言えない。

散り際がみっともなかった。

 

私は稀勢の里が横綱になることに反対だった。“弱すぎる”と。

それが、いつまでも横綱の地位にしがみつくようにしていたのは醜態としか言えない。さア〜、これくらい悪口をいえば大きなバッシングが来るだろう。

 

白鵬、日馬富士、鶴竜の3人の横綱がモンゴル出身で、そう思うのは理解できるが、それが逆にモンゴル・バッシングになっていった。

中国の漢民族がモンゴルを「蒙古」と書くのは、「無知蒙昧」の意味があるということを知っている人はどれくらいいるだろうか。同じ遊牧騎馬民で「匈奴」と名づけたのは“凶悪な奴隷”という意味であり、すべてにおいて蔑視があり、差別があったことを知っている人はどれくらいいるだろうか。

それを、日清戦争と日露戦争を経験した日本は「小中華思想」に染まって、大戦争と2千万人を殺戮した侵略戦争に突き進んでいった。

その“考え方”が、またもや持ち上がってきたのだと思うと、空恐ろしい。

 

すべてにおいてアマノジャクの私だから、玉鷲の優勝でなんか言おうかと思ったが、今度だけは玉鷲の悪口をいう理由は何もない。逆に稀勢の里を悪く書いてしまった。しかし、事実である。

それにしては白鵬はあと2日間、土俵を務めてほしかった。

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