シルクロード日誌

日本シルクロード文化センターのブログページです。シルクロードに関する情報、コメント、旅日記などを綴ります。
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シルクロードは毒にも薬にもなります

 きのう4日、日比谷公園の交差点の角の「マリンビル」で、ある旅行会社のシルクロード講演会でお話ししました。長年、シルクロードのパッケ―ジツアーを続けてきたという会社でした。

 

氷雨と言えるような寒さの中、日比谷の駅から傘もささずに歩いて行ける場所でした。

 

 

 会社から提示されたテーマは、“シルクロードのロマンをたっぷりお話ししてください”ということでした。天下のアマノジャクとしては、そういう話は得意ではないので準備に悪戦苦闘しました。それで、会社に「お誘いのチラシをくれ」といって取り寄せたものが、「中国・中央アジアをゆく 西域シルクロード講座とツアー発表会」。

社員の方に写真をお願いしたのですが、同じところから2〜3枚、

写しただけでした。なんとも〜〜・・・

 

 顧客へのイメージの売り込みがポイントとなる旅行会社ですから、“シルクロードのロマンをたっぷり”という要求はわかります。ほとんど出来上がっていたパワーポイントを半分以上作り直しました。そして画面には出さずに言葉で表現しようと思いました。

雨のため高齢者の出席者が少なく30人ほどの参加でした。そのうち女性は3分の2ほど。参加された皆さんにシルクロードへ行ったことのある人をきいたらお2人ほどでした。

 

 結局、ご紹介したものは、西安から蘭州をスタートして、敦煌までの河西回廊、青海省、そしてハミから西域北道・西域南道、そこからさらに進んで中央アジア五か国というように広がっていきました。

 これはとても1時間では終わらないと思っていましたが、結局、お話しの最中に、何度か担当者の了解を得ながら1時間半にもなってしまいました。

 

 シルクロードの風情あるシーンをたっぷりお見せしながら、説明はやはり、「シルクロードは変わってしまった」

「ガイドはウイグル人から漢人に代わってしまって中華本位の説明になってしまっている」

「ウイグル人の友人が一人もいなくなってしまった」

「一帯一路政策がアジアと世界に大打撃を与えている」

「トルファン近辺には核実験による放射能患者が多数いる」

 という話ばかりになってしまいました。

 

 出席された方がたは面白そうに聞いていました。終わってから帰るときにその方がたの前を通るとき、「面白かったですよ」「シルクロードの実態を知ることができてよかったです」「またお話を伺いたいです」などの声を次つぎとかけられました。

 この言葉があれば、悔いはありません。

 

 次は、パワーポイントでご消化した写真です。

麦積山石窟

モンゴルの覇者であったウイグルがキルギスに破られてタリム盆地に落ち延びたほかに

河西回廊にも少数が落ち延びました。その末裔が「裕固族」です。

嘉峪関からさらに奥深く分け入ったところにある馬蹄寺石窟

 

 

| シルクロードの光と影 | 06:07 | comments(0) | - |
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