シルクロード日誌

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やっと!

やっと、ブログを書く心の余裕ができました。

といっても、本当のところは兄が重病に陥って、心の余裕がないはずなのですが、どういうことか私は、このようなときに、開き直るというか、“心の余裕”ができてしまうようです。

 

やっと、で、もうひとつ。今日の新聞で白鵬が、やっとモンゴル政府が国籍離脱を容認したとの報道がありました。

モンゴルの英雄と言われた白鵬の父親が昨年、亡くなりました。それまでは息子の国籍離脱に反対だったとのことでしたが、その父親が亡くなってハラが決まったようです。

 

15歳でモンゴルから日本に出てきて、42回の優勝を積み重ねてきました。横綱在位は10年を超します。白鵬は当然のこととして、引退後はモンゴル国籍のまま「一代年寄」として、協会と大相撲に貢献したいとの意思がありました。これを阻んできたのが、協会の言う「国籍条項」なのです。

 

現在、モンゴルをはじめとして数多くの外国人力士がいます。グローバル化した大相撲の世界を、現在のような隆盛を誇ることができるのにも、白鵬の力が大であることは誰でもが認められることだと思います。

 

しかし白鵬のその意思を阻むものがありました。相撲協会という「壁」です。

これだけ外国人力士が多くいるのにも関わらず、「日本国籍」がなければダメ!という頑迷な態度と思考は変わりません。

 

外国人であることと、相撲の功績やその資質・情熱は何ら変わることがないはずです。白鵬に対しては、今年春場所の千秋楽で、優勝インタビューの際に、観客に呼びかけて三本締めをしたことに対して「相撲道の伝統と秩序を損なった行為」として譴責処分としました。

 

「伝統」というものは、“古いものを頑迷に守っていればいい”というものではありません。世の中の移り変わりや動きに対して、機敏に対処して新しいものをつくっていくという仕事もあるはずです。

 

相撲界のみならず日本の社会では、およそアジアやアフリカなど非白人に対する態度となると、途端に尊大になる傾向があります。その頂点だったのが、あの悪名高い「大東亜共栄圏」の考えでした。わたしはこれを、日本やアジア特有の「欧米崇拝志向」の裏返しだと思っています。さらにいえば、「中華思想」で「東夷」と言われている日本人の、「小中華思想」=「小中華思想(しょうちゅうかしそう)とは朝鮮で唱えられた中華思想(華夷思想)の一変種であり中華文明圏の中にあって、漢族とは異なる政治体制と言語を維持した民族と国家の間で広まった思想。自らを「中国王朝(大中華)と並び立つもしくは次する文明国で、中華の一役をなすもの(小中華)」と見なそうとする文化的優越主義思想である。この「文化」とは儒教文化のことであり、中華文明をいう」(ウィキペディアから)の表れだとみています。

 

何の根拠もなく、小さい国、遅れていた国、などに対して、自分は、大きい国、えらい国と勘違いして蔑視する傾向のことだと思います。

メディアもどこも、この「白鵬叩き」には容易に迎合します。

本当に相撲が好きな者は、良い相撲を取るものには喝采を送ります。だれにでも。

 

この際、相撲協会は年寄名跡の取得に関しては、改革の必要性があります。

改革のもう一つは、この年寄名跡が数億円で取引されるなどの不明朗なことこそ改革すべき事柄であります。自分たちの既得権を守ろうとする極めて保守的で頑迷な勢力が今でも幅を利かせていることこそが「弊害」そのものです。

 

いまこそ、このような大時代的な「伝統」や「弊害」を取り除く勇気と決断が求められています。元横綱とか大関だったからというだけで大きな力を持てるような勢力だけが幅を利かせる世界でなく、あたら進取の気概を持った能力のあるものを排除しようとすることとの戦いでもあるのだといえます。いま、必要なことは利害関係のない外部の意識の注入でしょう。

 

横綱・大関だったから組織運営能力があるわけではないのです。逆に子どものころ、若いころから相撲界だけで暮らしてきたものにとっては、その能力は不足しているということが常態ではないのでしょうか。

 

法的根拠のない「国技」という美名にいつまでも酔っていては時代に取り残されます。

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