シルクロード日誌

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金婚記念のチベット・アムド旅行

炳霊寺石窟は蘭州から300劼療型綮圓砲△蠅泙后3時間。そうです。時速100勸幣紊離好圈璽匹覗ります。

甘粛省の蘭州から車で約3時間少々です。もっとわかりやすく言えば、蘭州と西安との中間にあります。

位置は秦嶺山脈の西端にあり、1952年に発見された石窟寺院です。

これから私たちの後ろの石窟にこれから上ります

一番上の部分が90メートル近いところです

 

 

黄河の入り組んだ先にあるので、その奥に石窟寺院を造営したのですね。ですから長い間、発見されなかったのです。6年前はモーターボートで2時間もかかりました。一昨年からは30分ほどの距離からのスタートに代わりましたが・・・

桟橋には、ノコちゃんの仕事友達が待っていてくれました。

高度感を感じてください

 

 

「炳霊(へいれい)」とはチベット語の訳で「十万の仏」の意味です。全長2Kmの石窟回廊は、五胡十六国時代の西秦から隋、唐、明、清までの各時代に造営されました。
特に重要なのは、魏(220〜265
年)、晋(265〜420年)の時期です。岩壁には190あまりの石窟があり、大小700体近くの仏像が残されており、中でも最も有名なものは、171龕の唐代の大仏です。

 

うちの奥さんは、高いところは大丈夫と言っていましたが、「やはり怖かった」といっていました

 

一人の時は、しっかりと欄干を握っています

 

 

石窟寺院のある「劉家峡ダム」は、1974年に完成した中国最大級の発電所の一つ。さらに春には黄河の雪解け水をため、夏の渇水期に下流に放流して、灌漑に利用します。このため、このダムの下になった広大な地域の農民は強制的に移住させられました。住民による「強制移動反対運動」などは存在しません。中国共産党がすべてを統治しているのだから、ここでは「命令」であり、抵抗するだけで「逮捕」となるのです。ましてや「社会主義建設」をしようというのに、それに抵抗する「環境保護」や「自然保護」の運動などは国家反逆罪に当たるので、生み出される基盤がそもそも成り立たないのですね。

 

石窟の上部には、素晴らしい壁画も残されており、階段と桟道から観光できるようになっています。険しい峡谷の中腹に石窟があり「偶像禁止」のイスラム教徒による破壊や欧米の探検家による持ち出しを逃れたため、貴重な仏像が多く残されています。

後ろのドルジェも、あとから「実は私も高度恐怖症なんです」と告白

 

「偶像禁止」は仏教国にある私たち日本人やキリスト教国の市民には理解しにくいことでしょう。だが、逆も真なり。イスラム教の人たちにとっては、なぜ、偶像を掲げるのか理解しにくいことなのでもあるのでしょう。だから、偶像を破壊したことが、即=悪ではなく、良いことをしているのでする。イスラム教にとっては、それこそが正義であり「真実」なのですね。ここのところの理解がないと、“まるでイスラムは悪の集団”となってしまいます。これは現在にも通じること。

 

ここは写真でもお分かりのように急な坂道や階段が天まで上っています。2年前はなかったのですが、今回は電気自動車がありました。これに乗って崖の下まで行けます。ずいぶんと助かりました。しかし、途中の参道で物売りをしていた人たちは失業ですね。「文明の発展」は、少なからぬ失業と貧困を生み出します。

石質は礫岩で東崖と西崖に分れています。北魏、西魏,北周,隋,唐,宋,明代に続営された194の窟龕が現在知られています。

 

東崖の涅槃窟,千仏廊,西崖の万仏洞,天堂洞,第127洞などは北魏の開削で、塑像,石像,壁画などにすぐれたものがみられますが,隋,唐代にも栄えたと考えられます。

| チベット関連 | 05:26 | comments(0) | - |
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