シルクロード日誌

日本シルクロード文化センターのブログページです。シルクロードに関する情報、コメント、旅日記などを綴ります。
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「白人優性思考」と「欧米崇拝志向」

 

4月末に退院してからすでに2か月以上が過ぎました。「これから静養と体力回復の時期になるだろうし、コロナの自粛の期間なので古くなったテレビを10万円くらいで買い替えよう」とワイフに提案しました。彼女は出費に対して渋い顔をしていましたが、それでも「それぞれ5万円ずつ出し合って」というのは、当のあちらさんの言い分です。

この孫娘も、おばあちゃんを指導するユーチューバーのようです。おじいちゃんには教えてもくれません。

この写真は、今年の正月のものです。

 

息子に選んでもらおうということになりました。すぐに息子から「お母さん」あてにメールが来ました。

2日後に息子が嫁さんと2人でやって来ました。

 

そして40インチの、大きな大きなテレビを2台買ってきました。10万円以上はプレゼントだそうです。コロナ自粛で従業員に2人辞めてもらったというので経営を心配していたのですが、テレビの仕事が多いので半年遅れの収入があったのだそうです。息子の初めての親孝行だと思います。

前置きはそれくらいにします。私はそれ以来、テレビっ子になりました。

息子夫婦です。お嫁ちゃんは、フエルト作家で日本のみならず上海・ドイツ

パリなどでも講習会や展示を開くなどしている、当代一流の羊毛作家だそうです。

ようするにスイーツなどを羊の革などで造りあげるあれです。

 

 

まず、驚いたのは「NET FLIX」というものがありました。

内外、東西を問わず好きな映画やドラマが好きなだけ見られるのです。

私はこの頃、“古代朝鮮へシルクロードの西から伝わった文明にどのようなものがあったのか”を調べている最中でした。ですから、以前、ちょっとだけ見たことのある「朱蒙」を改めて全編を見ました。面白かったです。もちろん「愛の不時着」も「師仁堂」も見ましたよ。

今回のブログのテーマからすると、これでは話が進みません。

 

最近、NHKのBSプレミアムは、昔の名画を放映しています。ヒチコックの「ハリーの災難」やチャーリー・チャップリンの輝くばかりの名作の数々です。その中を挟んで、往年の西部劇も再放映されています。

ジョン・ウエインや往年のスターたちが、アパッチに襲撃されている幌馬車隊を助けるという類(たぐい)の西部劇です。めいさく「捜索者」も見ました。胸がキュンとなりました。

ジョン・ウエイン主演の映画「捜索者」のポスター

雪が降る中をひたすらコマンチ族を追うイーサンとマーティン

(ジェフリー・ハンター)(左)

 

私も中学生のころ、近くの映画館で三本立て15円の映画館にいきました。蒲田や川崎まで足を延ばしたこともあります。時々お金がなくて入り口でストップということもありました。でも考えてみれば、先住民たちが幸福な生活を営んでいるところへ、大西洋を越えて「開拓移民」がやってきて「俺たちの土地だ」と言って、先住民を殺しながら土地を拡大して行ったのですね、理不尽です、あれは。

 

初期ヨーロッパ植民地主義のスペインやポルトガルなどは、マゼラン、バスコ・ダ・ガマや航海王子などがアジアや南北アメリカを発見し、開拓して行きました。

 

生誕地シーネスにあるヴァスコ・ダ・ガマ像

頭部がとられた米マサチューセッツ州ボストンのコロンブス像

 

私もペルーを訪ねてから多少調べたのですが、ペルーでは1千万人の人口があったインカ帝国がスペインのわずか10数人の兵力で滅亡させられ、捕まえた国王に命令させてわずかな期間に16トンの金を集めたといいます。

 

そのインカの人口はおよそ1千万人いたと言います。その人口がわずかの間に96%が殺され、亡くなったといいます。余談ですがインカは、太平洋沿岸に「インカ道」を1万kmにわたって作り上げています。これも「人類文明のネットワーク=シルクロード」だといえます。

モンゴルが統治していたヨーロッパ部との命令伝達や報告を求めるために造った「駅伝」がありますが、同じようなものがあったのです。「インカ道」です。

ペルー・インカ道の案内図

「インカの道」を3泊4日で全踏破を目指すトレッキングのスタート地点

ワイナピチュから見るマチュピチュ遺跡

 

原因は、虐殺・奴隷・梅毒を中心とした性病・自国から持ち込んだ各種の伝染病、その逆もあります。外国への奴隷・・・これがヨーロッパ世界の、冒険や開拓や侵略の実態だったのです。

ですから、今さらコロンブスの像を引き倒したからといって、その程度で人類的な犯罪行為を許すわけにはいかないでしょう。

 

白人世界が有色人種を虐殺し差別する理由は何もないのです。たまたま太陽光線あたり方の違いで色の区別がついたのではないでしょうか?

ヨーロッパが“自らを最も優れた人種である”と自認していることがそもそもの誤りであり、始まりなのです。

 

G7という国際会議があると、カナダとオーストラリアの首相は必ず、先住民の子どもへの「同化教育」を反省します。先住民の子どもを親から無理やり引き離してイギリスへ連れて行き、キリスト教教育を強制したことを、です。そんなことでは許されません。

問題はそこだけではないのです

“白人は優れているから有色人種に対して何をしてもいのだ”という「白人優性思考」そのものを反省・根絶しなければ、真の謝罪にはならないのです。

 

今回の黒人射殺事件は、これまでの各種の事件の典型となる事件ではあったのですが、差別行為をしたかつての英雄の像を引き倒しただけではすまないということなのです。もっと根源的なところまで反省・謝罪しなければならないのだと思います。

日本でのその典型は、「沖縄」でしょう。

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