シルクロード日誌

日本シルクロード文化センターのブログページです。シルクロードに関する情報、コメント、旅日記などを綴ります。
いま、新疆シルクロードは地獄と化している!! ――あるウイグル人の慟哭――

今年2月に池袋でラビア・カーディルさんの「講演会」に行ったときは、驚きました。

日本でも有名な右翼団体の幹部やテレビによく出ている大金持ちや病院長などが主催者・来賓だったからです。

日本では軍部が100年以上前から台湾・朝鮮・中国・インドシナ半島などに「大東亜共栄圏」構想をもとに侵略を開始して2000万人もの人びとを虐殺してきた支配者層の侵略路線をリードしてきた勢力がすべて、右翼団体だからです。その勢力は今でも日本の支配層から手厚く遇されています。

ここはカシュガルから国境地帯へはいった標高3000mの山岳地帯。

この娘さんはキルギス人かウイグル人かのどちらかですが・・・

 

この勢力の主張は1%も国民の支持を得ていません。国民は、このような勢力は唾棄すべき相手だと知っているからです。でも政府や財界が支援をしているので生き残っているのです。

ですから、このような勢力が応援する活動は、国民の誰も支持・賛成しないのです。

 

そして、ウイグルの世界会議などの国際団体やチベットの国際団体は、アメリカのCIAが、主としてラジオ放送などで資金を出しているので、良識のある日本の国民はそのような団体を支持しないのです。あるいは知らないのです。

トルファン郊外の高昌故城入口にあるお土産売り場の、顔なじみの店前です。

 

 

日本のウイグル団体の責任者に、そのことを話そうと思いましたが、今の彼にそのことを話しても理解してもらえないと思い、今はやめています。

ウイグルや各少数民族の人びとと中国全体の平和と幸せの為に、わたしが以前から主張していることを、もう一度書きます。

 

1.新疆にいるウイグル人が、まず、「人権を守る」、「民主主義を守る」、「言論の自由および集会・結社・報   道の自由を守る」の一点で団結すること。

   =このことは世界共通の常識になっています。

 

2.それらの条項は「中国の憲法に明記されていること」だということを広く宣伝すること

    =中国共産党の綱領にこのことが書いてあるし、同時に少数民族を尊重するということも書いてあります

 

3.新疆のウイグル人は、同様の目標のもとに他の民族や漢民族とも協力しあい仲良くすること

=漢族が敵なのではなく、その指導部が悪いのだということを理解すること。なぜならば、多くの漢族も同じようにひどい目に遭っているのです。

 

4.新疆のウイグル人は外国にいるすべてのウイグル人と共通の目的で団結すること

   =いつまでも主導権争いのケンカをしているのでなく、多少は我慢をして共通の目的に徹すること。

 

.全世界のすべてのウイグル人は、この目的に沿った共通の目標=いわゆる「綱領」を持ち、科学的な方針を 持つことのできる単一の指導部を持つこと

    =いまのように喧嘩ばかりしているのであればそれは困難だけれど、共通の目的を見つけて、その一点で     団結することが大事。

6.「自分のことは自分で決める」ことに徹し、外国勢力の指示や指導を受けない、自主独立を守ること

    =CIAの操り人形にならないこと。自分のことは自分で決める、そして実行する。「東トルキスタン共     和国政府の崩壊との失敗」がその教訓であることを学ぶ。

 

7.その他、たくさんあります。

    

| ウイグル情報 | 08:59 | comments(0) | - |
いま、新疆シルクロードは地獄と化しています!! ――あるウイグル人の慟哭――

新疆はいま、地獄の様相を呈しています。

過去30年間くらいで40回程度、新疆シルクロードへ行っている私には、少なくないウイグル人の友人がいます。

しかし、その友人たちからのメールがパッタリと途絶えて数年がたちます。

彼らは全員が、「再教育」を受けているようです。

対象者は。

・過去、外国へ行ったことのあるウイグル人。

・家族が外国にいるウイグル人。

・家族を外国に出している家庭は、直ちに帰国するよう伝える。

・これらの項目に該当するウイグル人は、すべて再教育センターで再教育を受けるということが義務づけられました。

・その他

☆ウイグルの友人たちからの連絡が途絶えていて、かつ、中国当局からの発表が皆無のため、この項目提示は憶測の域を出ていませんが、最小限ここに挙げた項目は事実です。

今回の写真はすべてイメージ写真です。

中国当局が、これらのブログでも監視の目を向けているからです。

ここはホータンのポプラ並木です。

しかし今は、開発の名目でどんどん伐採されています。

「新しい道を造るから・・・」という理由でこの樹木を伐ってお金に換えているからです。

 

これらの事実は、今年初め「世界ウイグル会議」の主席である、ラビア・カーディルさんが来日した時に講演を聞き、知っていました。

その前に、長年の友人からのメールでも知っていました。

そのころ、彼のガイドで恒例の新疆ツアーを企画していましたが、突然の電話「野口さん、ツアーを中止してください」、「では、個人的に一人で行くことは可能か?」「それも無理です」というやり取りがありました。

それ以来、彼の消息は不明です。

数か月後、彼のいる会社から私にメールが来ました。

「今後、新疆の旅行に関しては、彼個人でなく、会社を通して行っていただきたい。彼と個人的なメールや電話はできません」という内容でした。

トルファンのあるホテルのダンサーの娘さん。

あまりの可憐さでシャッターを切りました。

 

 

先日、アメリカの議員が議会で取り上げているテレビのニュースが、ちょこっとだけ放映されていました。

中国政府の憲法にも明記されている、人権・民主主義を守る、集会・結社及び言論の自由あるいは少数民族の保護など、全ての項目があるにも関わらず、いま実施しているすべての行為が憲法に違反しているのです。これはどういうことでしょうか?

そのような重大な問題があるにもかかわらず、日本ではあまり大きく取り上げていません。右翼団体が「反共・反中共」という立場で活動しているのみです。

世界各国でも同様です。「新シルクロード経済圏構想=一帯一路」政策があるからです。

日本であまり大きな報道が少ない原因はいくつかあります。

  • 中国当局からの正式な報道発表がない。

‘本のメディアが、中国に遠慮して取り上げない、

日本の政府も同様の意図で取り上げない

ラビア・カーディルさんを招聘して全国各地で講演会などを主催する団体が、日本のウルトラ右翼団体だから。

い修梁

| ウイグル情報 | 03:37 | comments(0) | - |
ドレスの裾が長すぎる! 中国で警察が少数民族の女性の服を切って回る

きょうはインターネットのニュースで発見した、新疆ウイグルの問題です。

ともかく、ご覧ください。  野口

 

 

7/21(土) 20:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

 

 

新疆ウイグル自治区カシュガルにある、中国最大のモスク「エイティガール」

中国の新疆ウイグル自治区で、ウイグル族の女性が丈の長いトップスやドレスの裾を警察に切られたという。新疆ウイグル自治区では、警察がウイグル族を厳しく監視している。

宗教的な過激思想を取り締まるため、当局はイスラム教を信仰するウイグル族のいかなる宗教的表現をもその取り締まり対象としている。

女性はロングスカートやブルカを身に付けることを禁じられ、住民はラマダン(注:イスラム教徒の5
つの義務の1
つ。約1カ月間、日中の飲食を断ち、神の恵みに感謝する)の断食を禁止されている。一方で、数十万人のウイグル族――100万人と言われることもある――が、ひげを伸ばしているとか、海外の家族と電話をしたとか、場合によっては何の理由もなく、裁判抜きで「再教育施設」に送られている。

そして今、ソーシャルメディアに投稿された写真は、警察が女性たちを呼び止め、彼女たちのロングスカートやドレスの裾を街中で切る様子を捉えたようだ。一部の女性はこうした服装を宗教的な理由というより、着心地の良さで選んでいるだけにもかかわらず、だ。女性の1人はヘルメットをかぶったままで、どうやらスクーターに乗っている途中で警察に止められたようだ。

参照:DOAM(Twitterの投稿より)
https://twitter.com/doamuslims/status/1017691347615145985/photo/1

“強制的な同化:東トルキスタン(注:新疆ウイグル自治区のこと)で、中国当局はウイグル族のムスリム女性のドレスの裾が長すぎると言って切っている。”

ハサミを使っている全員が地元警察ではなさそうだが、彼らは皆、丈の長いドレスを腰あたりで切ろうとしているようだ。

世界ウイグル会議の広報担当ディルクサット・ラクシット(Dilxat Raxit)氏はラジオ・フリー・アジア(RFA)の取材に、これは「ウイグル族の女性に対する攻撃だ」と語っている。

「世界のどこに、腰よりも長い女性のドレスを切って回る政府があるでしょう。まったくもってばかげている」ラクシット氏は言う。

「国際社会はこんな方法でウイグル族の女性を侮辱する中国を許してはならない」

新疆ウイグル自治区では、ウイグル族は男女にかかわらず厳しい監視下に置かれている。

当局は、住民の携帯電話に監視アプリをインストールし、12歳〜65歳の住民全員のDNAサンプルや指紋、虹彩スキャン、血液型の情報を集め始めた。また、当局は音声サンプルも収集していて、盗聴した電話の相手を特定するのに使用される可能性がある。

さらに、この地域ではウイグル族の活動を追跡、阻止するため、4万台の顔認証カメラも導入されていて、AFP通信は最近、新疆ウイグル自治区のある県では、967のモスクに監視カメラが設置され、イマームが政府の台本に沿った指導を行っているかどうか、当局がチェックしていると報じた。

[原文:Police are reportedly cutting too-long dresses off ethnic minority women in the middle of streets in China]

(翻訳、編集:山口佳美)

| ウイグル情報 | 03:00 | comments(0) | - |
この世に地獄はあるのか! ―シルクロードは平和でこそ発展するべきです―

 少し書いただけでも、このように枚挙にいとまがありません。ここで少し詳しく、ラビア・カーディルさんの講演会で配布された資料の内容をご紹介しましょう。

 

 ウイグル人の民族的アイデンティティは現在、中国政府の民族抑圧政策によって脅かされています。ウイグル語の使用制限、信仰への厳しい規制、「新疆ウイグル自治区」(民族運動にかかわっているウイグル人は、この新疆ウイグル自治区という言い方を認めていないので「 」をつけている)への中国人の大量移民などにより、ウイグル人の伝統・習慣は破壊され、雇用の差別も極めて深刻です。中国政府による厳打(弾圧)政策の結果、自らの権利を平和的に行使しただけで数万名のウイグル人が、「反テロリスト、民族分裂主義者、宗教的過激主義者」というレッテルを張られ、逮捕・拘束されています。

 

 民族の文化・歴史・宗教・言語などが消されようとしています

民族の伝統的な文化は破壊され、民族の歴史や文化に関する出版活動などが制限されています。学校教育は中国語で行われ、ウイグル語の追放が進行中です。ウイグル南部の都市部の生徒や教師らは、「校内でウイグル語を一言でも話せば罰せられるだろう」と報告しています。

 

 国連子どもの権利委員会は、「初等・中等教育レベルで使用するすべての教育・学習教材が、少数民族の言語を使用し、かつ文化的配慮がなされているものを使用できるよう保証すべきであると考える」と、中国政府に要請しました。

 

 急用が入り、今日はここまでです。

| ウイグル情報 | 10:22 | comments(0) | - |
この世に地獄はあるのか! ―シルクロードは平和でこそ発展するべきです―

もう10数年前になるでしょうか、カシュガルの街を一人で歩いていたとき、あるホテルの入口に、風に吹かれてちぎれそうになっている「通知書」が張られていました。

よく覚えていませんが、「少数民族が3人以上で集まるときは当局の許可を得ること」ということがメインでした。要するに“少数民族は悪いことをするから、無断で集まってはいけない”ということです。

その後、世界中にニュースが流れました。「ウイグル人のテロ分子10数人が集合して警察署への襲撃を企んでいた」と。

 

この実際の話は、ウイグル人の息子だか娘だかの結婚式の打ち合わせで、両家の男たちが相談をしていたところを、同じウイグル人が安全局に密告の通報をしたということです。「10人くらいが集まってテロの準備をしている」と。駆けつけた軍警によってほとんどのウイグル人が殺害されました。

恐ろしいことに安全局は、「ウイグル人が同じウイグル人のテロの陰謀を当局に密告すれば多額の報奨金を与える」としているからです。

 

もっと恐ろしいことには、「ウイグル人の3分の1は安全局)スパイ」だという説があります。信じたくはありませんが、かなり信ぴょう性のある話です。

 

スパイに志願すると、自分の給料と同じ金額を安全局からもらえるという「話」も聞きました。いや、私は遠慮して「話」としていますが、事実です。中国の国家予算のうちの国防費よりも安全局の予算のほうが多いということが何よりの証拠でしょう。

 

さらに、家族のうちで子弟を外国に出している家族は当局に届けなければならないし、その家族のパスポートはすべて提出させられています。没収です。海外に出ている留学生たちも、帰省すると海外での言動がすべて把握されていて、お咎めがあるととんでもないことになります。その内容はあとで詳しく書きます。

これは私の撮影した最高傑作なのですが、原版がなくなりました。

メシュレプを演奏するメキトのおじいさんたちです。

もうこのうちのかなりの方がこの世を去りました。

 

以前は日本にいる留学生や働いている人たちは、比較的自由に故郷との往復ができました。しかし、今では帰郷しても、どのような理由で拘束されるかわかりません。「拘束」ということは昔でいう「労働改造所」とか「強制収容所」でしょう。そこでは裁判なしで殺されても、理由も聞かされないし、何の話もありません。チベットでは銃殺された遺族に対して、当局は銃殺に使用した「弾丸」の料金を請求しているのです。

 

今ではウイグル人が党や政府の役職についていても、次々と解任・解雇されています。そしてかつての言行に不審な点があれば終わりです。

 

ここまで書いてきて、私はこのブログを書くのがつらくなりました。隣の国で、しかも私が、そして多くの日本人が親しみを感じている中国の政府と党が、このような仕打ちを少数民族に加えているということを信じたくはありません。

 

今私が書いているブログでも、中国当局はしっかりと把握していることでしょう。ウイグル人がどこかの国に帰化しても帰省すればおかまいなしに逮捕しています。外国人の私が行けば、「スパイ」などの理由をつけることができます。

| ウイグル情報 | 03:28 | comments(0) | - |
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