シルクロード日誌

日本シルクロード文化センターのブログページです。シルクロードに関する情報、コメント、旅日記などを綴ります。
武蔵野市でシルクロード講演会をしました

 2月15日(水)。武蔵野市教育委員会と武蔵野老壮シニア市民講座の共催事業の「武蔵野市老壮シニア講座」で講演を行ないました。

 

 題して「シルクロードそのロマンと歴史の真実」

 以前にもこの欄でご紹介しましたが、昨年末、韓国の百済(くだら)・新羅(しらぎ)の遺跡が公開されて、そのツアーがあり参加した際、同行されたKさんという方がこの講座の運営メンバーで、そこから講演してほしいとの話が舞い込んだのです。

 会場は武蔵境駅前の「スイングホール」。定員180人の会場。

縦位置の写真を90度曲げることができません。

 

 

 私はそれまでのシルクロードの旅の総決算のつもりでたくさんの写真をご披露して、シルクロードのロマンをご紹介しつつ、世の中で知られていない「歴史の真実」をお話ししたいと思っていました

 その前に、1月の我が「シルクロード講座」には、イランのナヒードさんをお呼びしました。終わってから懇親会の会場へ行く途中、彼女にも出てもらおうと思いお願いしました。70過ぎのジジイが一人むさくるしく話しするだけでなく、美しい女性が舞台に立って彩を添えてもらうことも必要だと思ったのです。それだけでなく、その国の歴史や伝統、人びとの生きざまなどを紹介していただきたかったのです。

 

 そして最近、入会したマネージャーの吉田さんとうちの奥さんが同行。7月のシルクロードツアーのチラシ配布と、拙著3冊のサイン入り頒布やらをお願いしました。その前に、朝、ナヒードさんの家まで行って一緒に会場入りしました。吉田さんはそれまで勤務していた旅行会社を退職したばかりですので、わがクラブのツアー部門の後継者に考えているところです。

左がうちの奥さん、真ん中が吉田さん、右が私です。

まだ、講演前ですね。

 

 近年は、この種のイベントでは消防法の規定で定員以上入場させてはならないとのこと。市の共催ですからそれは厳しくて180人ピッタリで入場を締め切ってしまいました。満員です。無論、武蔵野市民が対象で入場は無料です。

 今までは“立錐の余地もない”という表現が当てはまっていたのですが、もう今では、“立錐の余地”がなければ消防法違反になるのですね。なかには私のウォーキング仲間が新宿区の住人にもかかわらず夫婦でちゃっかり座っており、家の奥さんの友人の歌手さんも三鷹からきて座っていました。

イス席180人分は全部座っています。

 

 お話しそのものは、私が経験・体験してきたものですから、たいして難しいものではなかったのですが、この20年近いシルクロードの旅を紹介する画像ですから写真の数は膨大なものになっていました。

 1週間ほど前に我が家で試写会をしました。私が準備したパワーポイントの300枚近い写真を家の奥さんに見てもらって、削っていい写真を言ってもらって映写枚数を削る作業をしたのです。230枚くらいに削りましたが、南米大陸が欠けていたと言って増やしたり、アフリカもなかったから・・・と増やしたり、個人的な写真は削ろうとか、試行錯誤しました。

 

 写真を準備した地域は、はじめに7月に行く西域南道各オアシスの写真、そこから西域北道へ行って北新疆、次にはシベリアのトゥバから始まってモンゴル、チベット、中央アジアから中東と予定していました。

最後の15分間はナヒードさんの時間でした。

 

 当日は案の定、時間が足りなくなってしまいました。最前列に座ってもらったカミさんとマネージャーさんが“時間がないよ”としきりにサインを送って来るのを無視していたのですが、ついにペルシアの民族衣装を着たナヒードさんが舞台にまで上がってきて「私の15分間の時間も無くなりますよ」と直談判に来ました。結局、北新疆の手前で強制終了でした。

 

 

 私の時間配分と計算のミスでした。しかし、運営側の方がたは「シルクロードのロマンをたっぷり味わせていただき・・・」とか言って下さいます。もちろん90%は社交辞令でしょうが、果たして・・・・

 

 持ち込んだ拙著は3種類のうち、やはり新疆シルクロードを書いた『シルクロードの光と影』(めこん刊、2007年、2500円。まさに10年前の今日、2月18日発刊でした)がダントツの20冊売れ、『シルクロード 10万年の歴史と21世紀』(本の泉社刊2009年1月刊1,800円)と『シルクロード万華鏡−それぞれのグレートジャーニー』編著(2012年5月、本の泉社刊、2381円+税)などはそれぞれ2〜3冊でした。

 

 今までこんな本を書いたことなど忘れていましたが、書店から取り寄せて10万円ものお金を払ったので、これからは売らなくちゃと思っています。皆さんもどうぞよろしくお願いします。

拙著4冊です。

 

 

 もう1冊『幻想のカイラス』は、すでに絶版になっています。拙宅にも2冊しかありません。出版社もなくなりました。1998年の刊行ですが、誰かが何冊かを持っていて、ネットオークションでは1万5千円になっていました。そんなことしないでもいいのにと思いますが・・・

 もう1冊くらい出版しているはずですが、どんな本だったか忘れました。

| シルクロード | 10:36 | comments(0) | - |
「ヨーヨー・マと旅するシルクロード」試写会に行きました。

                                             日本シルクロード文化センター役員・坂田政隆

 「ヨーヨー・マと旅するシルクロード」試写会に行きました。   

当日本シルクロード文化センターお馴染みのキルギスのコムズ奏者・カリマンさんが、「私、ヨーヨー・マと演奏したことあります!」と何かの折に洩らしたことがあります。(その一言が誘因でこの試写会に臨みました)。

パンフレットにはカリマンさんらしき人物がグループの一員として演奏している写真がありましたが、動画を見ると残念、全くの別人でした。

 

 それはともかくスクリーン上では世界4地点に渡って演奏者の背景が映し出されます。イラン、スペイン、シリア、中国・・・彼らは自らの伝統音楽との関わりを語ります。ヨーヨー・マの招聘により彼らはアメリカに集い、キーもリズムも異なる故郷とはかけ離れた新音楽を即興的に紡ぎ出します。・・・・

 

 おっちゃんたちの「ロックは中国で生まれた!」と主張するグループも真実をついているようで笑いを誘います。

・・・・師のR、バーンステインの音楽観は初めて接するものでした。他にもたくさんのシーンを交えながらの、あっという間の95分でした。

 

 

                 

 

 本作品の本年度グラミー賞「最優秀音楽映画賞」受賞おめでとうございます。

 因みに他部門では内田光子さんが昨年の小澤征爾さんに引き続いて受賞されていますが、さてG賞主要4部門以外にいくつあるかと見てみると、驚きました。

 

 カメラはメンバー4人の出身地域を中心とし、時間的に遡ったり現在に戻ったりと多面的に捉えていきます。伝統音楽が自分にとって切っても切れない関係等々を語ってゆきます。他の音楽集団のユニークな活動も伝えられていきます。ヨーヨー・マの師でもあるレナード・バーンスタインの講義中の言葉も引用されます。いろいろな視点から彼らの活動が浮き彫りにされます。彼らが集まってヨーヨー・マは草原のゆったりしたイメージのメロディを奏でます。メンバーはそれを受け止め、やがて自分の楽器で音を加えていきます。才人たちの即興的無国籍的音楽……。シルクロードに点在していた楽器が、一ヶ所で一つの音楽になります。あっという間の95分でした。

 

 

画像はインターネットから。

 

| シルクロード | 10:01 | comments(0) | - |
徐々にシルクロードへの現場復帰を

生涯で初めてといえるような風邪の症状でした。

正月は飲んで過ごしましたが、第2週以降はずっと調子の悪い状態でした。

 

9日からの温暖の台湾では症状は緩やかでしたが、帰国後は一変して風邪が暴れはじめました。激しい咳で腹筋が痛み、ぎっくり腰寸前の状態になりました。食事ものどを通りません。軽く食事をして寝るだけでした。でもビールは欠かしませんでした。が、横になると激しい咳が出ます。

むかし、母が生きていた頃、私は風邪で仕事を休んで、夕食時にお酒を飲むと「酒が飲めるんだからたいしたことはない」と安心していたものでした。

タクラマカン砂漠南縁(チャルクリク)を歩くウイグルの老人

 

 

1月27日に予定していた武蔵野市での2月の講演会の会場下見もキャンセルせざるを得ない状況でした。あとからの連絡では、当日、運営側は教育委員会のメンバーなど10人近くが集まったそうです。しかし、身体が動けないので仕方ありません。色々な団体やセクションへ欠席やキャンセルの電話をかけると、みなさん私のガラガラ声ですぐに納得します。いまでも、声があまり出ません。

 

私の風邪の峠も今週になってようやく下火になりました。きのうはパソコンの修復で少しだけ出かけ、きょうはワイフと私のベッドを買いに行きました。「あなた、狛江市内に“家具のニトリ”でできたわよ」というわけで、近くなのですが車で出かけました。ところがどっこい、入り口でストップ。まだ開店準備中でやっていないということ。うちの奥さんは相変わらず、元気に“天然”で頑張っています。結局、世田谷区の甲州街道にある、お馴染みの中古品販売の店で電動式のフランスベッドを買いました。

チベット高原で。

 

今の私の悩みは、2月15日の武蔵野市での講演会です。

名づけて「シルクロード その悠久のロマンと歴史の真実」。

 

昨年11月上旬の韓国・百済&新羅研究の旅でご一緒した方の紹介で実現しました。共催は「武蔵野老壮連合会」と「武蔵野市教育委員会」。しかし、あちらは、「とにかくシルクロードのロマンをたっぷりお話してほしい」とのこと。私の天の邪鬼ぶりをご存じないからそんな甘いことを言えるのですね。

 

いまその、写真をパワーポイントで準備中ですが、余りにも多い写真で困っています。でも、それは選択すればいいこと。「ロマン」の部分もたっぷりお見せできますが、問題は「歴史の真実」をどう表現するかで困っています。毎日毎日、机に向かって何もできないで終わってしまいます。でも、最後には何とかなるのですがね。今もこのブログを書いているのは、レジュメ執筆が進まないからです。

ホータンのポプラ並木

 

まっ、きょうはこれくらいにしてテレビでも見ようっと。

| シルクロード | 15:52 | comments(0) | - |
「シルクロード その悠久のロマンと歴史の真実」

 きのう7日、「東京ウォーキングクラブ」恒例の七福神の初もうでウォーキングがあり、わが家の「山の神」と参加しました。八福神ですね。

 集合は武蔵境駅。我が町狛江からは直通のバスがあります。約1時間。無宗教の私が、なぜ、初詣に行くのかというと、正直、分かりません。

 おせちとお酒でなまった体を、寒風にさらして苦しめたいという気持ちがあるからでしょう、たぶん。また、脳こうそくになっても、わが身を省みず飛び回っている、うちの奥さんの身を案じてのことでしょうか。分かりません。きっと、いつもの仲間たちに会いたいからでしょう。

 先日の老年医学会などの発表では、「高齢者は75歳以上。その年齢前の人は“準高齢者”に」という提言。わたしはまだギリギリ準高齢者です。22名の参加者のうち、80歳代が5人もいました。杖をついた方もいますが、元気に小走りに歩く人もいます。“80歳代は、まだまだ元気”です。

 

 歩いている途中、アイホーンにメールが入りました。

 2月15日に講演を依頼されている武蔵野市の老壮連合会と市教育委員会主催のシルクロード講演会のチラシができたので校正を、ということでした。

 アイホーンの画面ですので良く分からなかったのですが、わたしがチラシの原稿と写真を提供をしたのですが、違う写真が使われているようです。担当者に電話をして「帰宅してよく見てから再度、メールします」ということで帰宅後、見ました。私の写真とは全く違う写真。「どこでも誰でも使える写真をインターネットから持ってきた」ようです。あちらの意思の疎通が足りなかったようです。ソグド人とサマルカンドの写真を送りなおしました。

 

 この講演は、昨年11月末、韓国・ソウル郊外にある百済と新羅の遺跡などをめぐることのできるツアーが初公開されたので行き、そのときご一緒した方と意気投合したのですが、彼が武蔵野市の市民講座の運営役員の1人だったのです。

 まだ私の講演準備は進んでいませんが、何とかなるでしょう。あちらは、「とにかくシルクロードのロマンをたっぷりお話して写真でも紹介してほしい」とのこと。でも、「天の邪鬼(あまのじゃく)」の私には、それだけではすみません。それで講演のテーマを「シルクロード その悠久のロマンと歴史の真実」と題しました。

 作り直してきたpdfのチラシをこの欄にコピーして掲載したいのですが、その方法が分かりません。

 でもこの大事な講演の前に、わがクラブで行う「現代シルクロード研究会」が1月29日にあります。題して「世界史の基礎を創ったモンゴルの歴史―2」。昨年10月から初めたこの講座は、今年いっぱいかけて行う予定ですが、この準備がまだまだなのです。でも、何とかなるでしょう。

 きょう8日は朝6時に家を出て、鹿島田の多摩川河川敷で行われる「新春マラソン」です。いえ、別に参加者ではありません。役員の1人です。それで明日からは再び台湾に行って「霧社事件」を中心とした旅に行きます。霧社の村の方がたとの懇談会などを用意していただき、最近の市民運動の関係者とも話し合う機会があります。

 台湾はもうすでに、かつての“蒋介石国民党の独裁国家”ではありません。民主化がなって非常に魅力的な国と国民がいます。しかしいまだに日本の右翼が、かつての幻想から抜け出せないで、“古い台湾”のイメージにしがみついています。

 日本の統治と侵略は確かにひどいものでしたが、そのあとの国民党の腐敗と堕落がすさまじいものでしたので、逆に日本の良いところが浮かび上がっているようです。

 それはベトナムにも言えます。日本がインドシナ半島を統治して、太平洋各地の日本軍の食糧としてコメを奪い取った関係で、100万とも200万ともいえるベトナム人が餓死しています。そのようなひどいことをしても、日本大大好きベトナム人が多いということは、その後の米軍の爆撃や侵略活動があまりにもすさまじかったかが原因しているようです。

 

 きのうも歩いた後の新年会で、しこたま飲んで夜7時には寝てしまいました。今日も終わってからご苦労さん会。明日は朝5時には家を車で出るというのに、いったい、いつ旅の支度をするんでしょうか。自分のことながら心配です。

それではまた。

 

チラシのコピーができそうです。

 

老壮シニア講座 2 月
「シルクロード その悠久のロマンと歴史の真実」


講 師: 野口 信彦 氏
(日本シルクロード文化センター代表)


平成29 年2 月15 日(水)
開 場 午後1 時 開 演 午後1 時30 分
(終了は午後3時30 分を予定しています)


会場 武蔵野スイングホール    武蔵野市境2−14−1 (武蔵境駅北口から徒歩2分)
費 用 無 料 当日直接会場へ ( 先着180 名 )
お問合せ( 武蔵野市老壮連合会 朝倉 34-0178 )
( 武蔵野市立武蔵野プレイス 30-1901 )
共催 武蔵野市老壮連合会 ・教育委員会

| シルクロード | 05:07 | comments(0) | - |
トルクメニスタンツアーのお話―望年会を兼ねて−

  久しぶりのブログです。

 スポーツ関係において2つの全国的な横断交流組織の責任者になりましたので、毎日、超多忙なのですが、先日の土曜日(10日)午前、シルクロード講座の前に来年1月に開く日本シルクロード文化センターの総会準備の役員会を開きました。総括文書や方針書作成、個別の活動表の総括と方針なども、一晩で書かなければなりません。もちろん、文章を直してまとめてくれるのは事務局長の周東さん。

 

 振り返ってみますと、シルクロード講座も1回平均の参加者数も減りました。若干、マンネリが見られるようです。とくに、スタートしてまだ間もない「現代シルクロード研究会」については議論百出、わたし自身の評価は余り受け入れられませんでした。まだまだ改善の余地は大いにあるということになりました。

 

 そして、来年,恒例のシルクロード・ツアーは、久しぶりの新疆ウイグルの旅です。敦煌で莫高窟を見てから4100メートルの山を越えて、車でタリム盆地の西域南道へ入り、チャルクリク、ニヤ遺跡からミーラン遺跡に入ります。そこからホータンへ行き、タクラマカン沙漠の周辺を走りカシュガルへ。カラクリ(湖)を見てクチャ〜トルファン〜ウルムチへ出てから帰国という“シルクロードの真髄を極める旅”になりそうです。新年になってからお知らせのチラシを作ります。是非、ご一緒に行きましょう。

ここの3葉の写真は、2007年の同地域のツアーの写真です。

後列中央は私ですが、10年前ですと私もかなり若いですね。

ニヤ遺跡近くのタクラマカン砂漠です。

ケリアであった老人。雰囲気がありますね。

 

 午後のシルクロード講座は、会員の大塚純子さんによる報告です。

 夏のトルクメニスタン・ツアーの各種写真を駆使しての報告でした。

彼女にとっては、パワーポイントで報告するのは初めてのことだそうです。だいぶ、苦労されて準備されたようですが、大変良い出来栄えでした。

 

 1時間ほどで報告を終えてからは、いよいよ「望年会」です。うちの奥さんなどが前日から料理をつくって準備していました。

 16名の参加でしたが、役員以外にも久しぶりに顔を見せていただいた方などもいて、和気あいあいとした雰囲気の中で行われました。

 

 そこで、たまたま加藤九祚さんの話になりました。

9月12日にウズベキスタンのカラ・テパ遺跡で亡くなったのですが、その直前の8月24日に、私はブハラの空港で偶然、加藤九祚さんに会った話をしているとき、どういうことか私から嗚咽が漏れ、涙がこぼれました。私も意外だったのですが、同席のみなさんも驚かれたようです。心の奥深いところで“泣きたかった”んでしょうね。お恥ずかしいことでした。

 

 この望年会の席は、日本酒・ビール・ワインなど、みなさん紙コップで自分で入れます。どれも200円均一。冬ですからビールはあまり評判が良くなかったのですが、会員の持ち込んだ日本酒は無料ということもあって、これが一番好評でした?

 

 

 

 

 終了後の懇親会は、いつもの店は予約していなかったのですが、どういうことか、まだ飲み足りなくて行きましたが、合計で6人もが一緒でした。

 久しぶりにシルクロードの仲間との楽しい宴でした。

| シルクロード | 12:03 | comments(0) | - |
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