シルクロード日誌

日本シルクロード文化センターのブログページです。シルクロードに関する情報、コメント、旅日記などを綴ります。
チベットといえば渡辺一枝さん

20年か25年ほど前、勤務する神楽坂の近くに小さなシアターがありました。

そこで、チベットに関する講演会がありました。お話ししていたのが椎名誠さんの奥さんでもある旅行作家の渡辺一枝さんでした。

どなたかとお話しする一枝さん

 

うちの奥さんと高校時代からの友人のTさんから、7日にメールが来ました。

「飯能で一枝さんの写真展がある」と。

10数年前から、わが日本シルクロード文化センターの「シルクロード講座」あるいは11月のイベントの講演に渡辺一枝さんをと願っていた私は、なかなか連絡先が分かりませんでした。

 

Tさんが渡辺一枝さんと少々の関係があるといっていたので、分かったら教えてほしいとお願いしておいたのです。

それが「飯能・チベットを知る会」という団体が昔からあって、そこが主催する「渡辺一枝写真展 私と同じ黒い目の人」と題する写真展でした。そこと多少の関連があったということのようでした。

一枝さんが会場に来るのは9日と12日だということなので、急遽、きのう9日にワイフと行きました。

受付前の陳列品

 

ドライブを楽しもうということで、高速道路を使わないで下の道で行くことにしたのですが、なんと2時間もかかりました。ナビも2時間と言っていました。2分違いでぴったり会場に着きました。「ナビはすごい!」と思いました。

会場に入って一技さんが受付にいたので、さっそく、ご挨拶をしてお願い事もしました。

 

 

さほど広くない会場に彼女の写真が展示されていました。なるほど30年以上もチベット・モンゴルなどに通い詰めただけの写真だな〜と感嘆しました。

とりわけ私の興味を引いたのが、会場中央のテーブルに置いてあった写真集でした。

このアルバムがたくさん置いていてありました

 

その一部です

 

そのうちの数冊を見たのですが、私の想いと共通する角度からのものでした。

渡辺一枝さんとお話をしたいと思ったのですが、何人かの女性が会話待ちのようでしたので遠慮しました。このようなとき私は人をかき分けてまで話ができないので、写真だけ撮影の許可を求めて映しました。どなたか女性と話していたところを、撮影の許可を求めたのですが、その女性が「私もですか?」というので、断固として「あなたはけっこうです」と言ってしまいました。悪かったな〜、言いすぎだったな〜と今思い起こしました。でも、“あんたに用はないよ”というのが、その時の実感でした。

帰りは、圏央道と中央高速をひた走って1時間で帰り着くことができました。

 

会場でご都合を伺ったのですが、「今はわからない」とのこと。「では帰宅したらすぐにメールを差し上げますので、1月11日のご都合のご返事をお願いします」とお願いしたので早速、いただいた名刺でメールをしようと思いました。

それがありません!あれほど大事にしておいた名刺なのになぜないのだろうと何回も探しましたがありません。ワイフは帰宅後すぐに踊りの連中で出かけたのでわからないまま今朝になりました。

私と少し年下の渡辺一枝さんです

 

彼女に聞いたところ、帰り際に、受付でCDを買う時に大切にしていた名刺をテーブルにおいたのをおぼえているということでした。そのまま帰ってきてしまったのですね。彼女はそれしか心あたりがないとのことでした。ワイフの言葉にはいつも蛇足が付きます。「せっかくいただいた名刺を置いてくるなんて一技さんに失礼よ」。

しかしTさんからワイフあてに来たメールに渡辺一枝さんのメールアドレスがあるということで、それを探してやっと、今朝、送信することができました。

作品の一部

受付辺り

 

まだあります。“誤植〜校正の神様”と自称している私(誰も言ってくれないので自分で言っています)ですが、送り終えたメールを見て、渡辺一枝さんの名前を「一さん」と間違えていたことが判明したのです。

すぐにお詫びと訂正のメールを再送したとことです。

| チベット関連 | 12:07 | comments(0) | - |
2019年 12月 8日 8:12 AM JST アングル:ウイグル人権法案、中国が香港問題以上に反発する理由

外電のコピーです=野口

Reuters

 

·  [ワシントン 5日 ロイター] - 中国政府は、トランプ米大統領が先月署名して成立した香港人権・民主主義法に怒りを表明した。しかし、米下院が3日可決したウイグル人権法案は、もっと露骨に中国政府を締め付ける内容となっており、中国がさまざまな報復措置を本格的に講じて米中貿易合意に向けた取り組みが台無しになる恐れがある。

ウイグル人権法案は、新疆ウイグル自治区でイスラム教徒の少数民族ウイグル族を弾圧する当局者に制裁を科すことなどを求めている。米議会関係者や中国専門家の話では、特に中国政府は、個人の監視に使われる顔認証や音声認識の技術や製品の輸出を禁じる条項に神経をとがらせているという。

中国政府は、法案で共産党政治局員が初めて制裁対象に加えられた点にも気分を害するだろうが、禁輸などの商業的な措置の方が中国共産党指導部の利益に実質的打撃を与える効果が大きいと複数の専門家は話す。

ADVERTISEMENT

米上下両院の主要メンバーとトランプ政権はかねてから、中国が国連の推定で少なくとも100万人のウイグル族を拘束していることについて、人権と宗教の自由に対する重大な侵害だと警告を発してきた。一方で中国は、そうした非難は不当だと突っぱねている。

ある中国政府筋はロイターに、中国とすれば香港人権法はまだ我慢できるものの、ウイグル人権法案は「やり過ぎ」で、トランプ氏が最優先課題とする米中間の「第1段階」の貿易合意への道筋が損なわれかねないとの見方を示した。

米議会関係者の1人も、ワシントンにいる中国政府に近い人物から最近、香港人権法よりもウイグル人権法案の方が反感を持たれる理由が山ほどあると言われたことを明らかにした。

なぜならウイグル人権法案には、もうけを生み出すセキュリティー関連技術の厳格な禁輸や、資産凍結の脅し、これに関連しての中国当局者へのビザ発給禁止が盛り込まれているからだ。

カリフォルニア大学で中国・太平洋関係を研究するビクター・シン准教授は、中国において大衆監視は巨大ビジネスになっており、法案が可決されると多くの関連ハイテク企業が痛手を受ける可能性があると指摘した。

中国は2017年に、国内治安維持で約1兆2400億元(1760億ドル)を支出。政府支出総額の6.1%に相当し、国防費を上回った。監視技術向けを含めた国内治安関係予算は、新疆ウイグル自治区や北京などの地域で倍増している。

ADVERTISEMENT

シン氏は、これらのハイテク企業への出資者には共産党幹部の親族が入っており、法案が通れば金銭的な打撃を受けてもおかしくないと述べ、「法案が彼らの収益を直撃するからこそ、中国がより強く反発している」と説明する。

また同氏は、法案が成立すれば、中国企業は米国からの技術調達能力が損なわれ、製品開発に悪影響が及ぶと予想する。

<懸念される貿易協議の行方>

中国は、ウイグル人権法案は米中の協力関係に冷や水を浴びせると警告しており、貿易協議への影響が懸念されつつある。折しも15日には米政府による新たな対中関税の発動が予定されているところだ。

中国国営メディアは5日、ウイグル人権法案に対して強硬な報復をするべきだと論じた。国営英字紙チャイナ・デーリーは法案について、米国との関係をせっかく安定化させようと努力する中国への「裏切り」だと断じ、報復を覚悟するべきだと示唆した。

中国の崔天凱駐米大使は4日、米中は貿易面での意見対立の解決を目指しているが、「破壊勢力」が両国間にくさびを打ち込もうとしていると発言した。

ADVERTISEMENT

ホワイトハウスはまだ、トランプ氏がウイグル人権法案に署名するかどうか明言していない。与党・共和党が過半数を握る上院での審議日程も決まっておらず、マコネル共和党院内総務の胸三寸という状況だ。上院外交委員会のリッシュ委員長(共和党)は、慎重な姿勢で手続きを進める方針で、ロイターに「中国との関係があり、貿易協議が進展していることなどから、こうした協議が何の成果ももたらさないような事態を招く行為は、慎むことが大事だ」と語った。

(By Matt Spetalnick記者 Patricia Zengerle記者 David Brunnstrom記者)

| ウイグル情報 | 10:55 | comments(0) | - |
中国:内部文書が示す大規模なウイグル弾圧

中国:内部文書が示す大規模なウイグル弾圧

 

12月3日に公表された国際アムネスティ事務局が公表した文書を紹介します。

 

2019年12月 3

[国際事務局発表ニュース]

国・地域:中国

トピック:先住民族/少数民族

 

新疆ウイグル自治区の施設で、イスラム教徒などの市民数十万人が虐待を受けている実態を詳述した、あらたな中国政府の機密文書が、白日の下にさらされた。

 

国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)は11月24日、「チャイナケーブルズ」と題した極秘文書を公表。極秘文書は同自治区における大規模拘禁の枠組みを詳細に記している。

これまで中国は、収容施設の存在を否定してきたが、その存在を裏付けるあらたな証拠が出てきたことで、政府の主張は一層空疎に聞こえる。

 

日を追うごとに、中国政府がウイグル人やカザフ人らに加えているおそるべき虐待について、世界中がもっと知るようになっている中、機密文書は、中国が途方もない規模で民族的、宗教的少数者に迫害を加えている現状を示している。

ここで明らかにされた人権侵害の実態は、アムネスティが元被収容者自身や現在収容されている人たちの家族から得た情報と一致する。

 

今度こそ、中国政府は、「施設は職業訓練所」などという空疎な反論をやめ、何十万もの行方不明の市民がどこで何をしているのか、安否情報を求める彼らの家族に対して、誠意ある対応をとるべきである。

中国は、隠すことがないのであれば、アムネスティなどが求めている独立した人権監視団の受け入れを今度こそ実現すべきである。

国際社会にとっては、今回の400ページにわたる機密文書の暴露は、中国に圧力をかけて人権侵害に終止符を打たせる好機である。

 

背景情報

アムネスティは2018年の調査で、新疆ウイグル自治区のウイグル人、カザフ人などのイスラム教徒らに対して、大規模な拘束、徹底した監視、政治的教化、文化的同化などを推し進めていることを明らかにした。

大規模な拘束は、同自治区で「脱過激化条例」が制定されたことが契機だった。同条例のもとでは、公私の場を問わずイスラムやウイグルの宗教や文化に関わる行為を「過激派」だと見なされうる。そのような行為には、「普通でない」ひげを蓄える、全身を覆うニカブや頭を隠すヒジャブを着用する、定時の祈り、断食や禁酒、宗教や文化に関わる本や文書の所持などがある。当局は、「テロへの対抗措置」だとしてこれらの対応を正当化した。

一方、身内を奪われた家族の多くは、周囲に相談すれば、当局からどんな仕打ちを受けるかわからないため、なすすべもなく不安に苛まれてきた。

ICIJが今回入手した機密文書は、11月24日に公表された。前週には、ニューヨーク・タイムズも同様の文書を公表している。

 

アムネスティ国際ニュース
2019
年11
月25日

 

| ウイグル情報 | 15:44 | comments(0) | - |
巨星堕つ!

中央ユーラシアで、私が行ったことのない国にアフガニスタンとイラクがあります。行ける条件が整えば必ず行きたいと思っている国でしたが、そのアフガンで人道支援活動を長く続けてきた中村哲医師が銃撃されて殺害されました。

殺害された中村哲医師

 

はじめは“命に別状はない”との報道でほっとしていたのですが、追いかけるようにして「死亡」の報。“そんなバカな!”という気持ちと“ついにそのときが来たか!”という両方の意識が頭の中を駆け巡りました。

アフガン東部ナンガルハル州ジャララバードで銃撃・殺害された中村医師を追悼する人びと

 

 

私にはメールや電話で多くの友人から急報が寄せられました。女性でヒマラヤ登山家の友人、アフガンの音楽を追求している友人夫婦、シルクロード研究者や多くの友人たちからです。

 

中村氏の業績や活動内容は、きのうきょうの報道で多くの日本人が知りました。各界の友人・知人たちも多くの哀悼の意をささげています。

ですからその内容をここで語りはしませんが、日本人が海外へ出て、あのような活動をする人は稀有です。わたしもそのような一員になりたいと思ったことがありましたが、“できない条件”があまりにも多く、夢は叶いませんでした。

 

今はただ、中村医師に続く、意志のある方がたの出現を願うばかりです。

第二第三の巨星出現を待ち望んでいます。

 

心から哀悼の意をささげます。

 

12月5日  野口信彦

| コメント | 09:57 | comments(0) | - |
CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
<< February 2020 >>
LINKS
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
モバイル
qrcode
PROFILE