シルクロード日誌

日本シルクロード文化センターのブログページです。シルクロードに関する情報、コメント、旅日記などを綴ります。
和気あいあいだったレセプション
 挨拶があって、飲んで食べてというハナシは、出席していない人にとってはカンケイないものです。
 このレセプションの司会は、きのうご紹介したオイラトのトヤさん。通称ビッグトヤさんでした。ご主人がご病気になられて大変なところを引き受けてくださいました。

パーティーの設営は市内の「ランサー」という業者にお願いしました。
とても良心的に安くやってくれました。
 
 この日は“出席する”といって欠席された方が10人ほどいましたので、ご挨拶をいただく方の予定変更で大忙しでした。逆に“無断出席”の方も同じくらいおりましたが・・・
 乾杯のごあいさつは森安孝夫さんに。“ゲストなのに・・・”と言いながらも心のこもったご挨拶をいただきました。

森安孝夫先生と左の若者は「スーツとネクタイをしなければ失礼ですから」
といって、正装してきた若手会員。 

しばらくしてからのお祝いのごあいさつは、元大田区議会議員だった石井賢二さん。私と55年ほどの付き合いですが、ときたまシルクロード講座に参加してくださり、いつもは電話での長い話になります。彼は日朝協会東京都連の副理事長で大田区の事務局長も兼ねています。 
 長い電話は、シルクロードに係ることが主ですが、主に中国の動向、新シルクロード基金のこと、あれもこれも話します。

横位置の写真がなかったのですが、石井賢二さん。
 
 続くごあいさつははるばる北海道から参加された狩野正雄さん。
 彼は元千葉県勤労者山岳連盟の理事長。連盟内での内紛で席を蹴って故郷に戻り、自分の力で数年かけて家を建てたそうです。で、60歳を超えてもずっと独身のまま。昨年、私が北海道を1人で車旅行をしたとき一晩泊めていただきました。広いトイレには私の著書が数冊置いてありました。彼からも心のこもったご挨拶をいただきました。

はるばる北海道から駆けつけてくださって狩野さん
 
 “来年は地元で野口さんの話をしてほしい”といつも言っていますが、いつのことになるやら。しかし、彼が町議会議員をしている鹿追町には美術館が3つあるといつも自慢しています。文化活動がかなり積極的な町のようです。
議会で発言するのは町長以外には、彼だけらしいです。

 
 数人のスピーチのあとはトヤさんにお任せしたのですが、彼女は役員のメンバーを指名し始めました。みなさん、それぞれ思いのたけを話していました

森安孝夫先生の右隣の当金さんは、奥さんが森安孝夫さんと
昵懇の間柄だったそうで・・・
 
 写真で様子を見てください。

会員の大塚純子さんも森安先生にお会いすることが夢だったそうです


周東事務局長の隣に座っているのは八王子から参加してくださった
市川さん。狛江に弟さんが会員でいるそうです。
以前、茶葉古道でご一緒だったのですが、バイオリンをつくっているそうで、
この日も私たち夫婦に杉の古木で造った夫婦箸をプレゼントしてくださいました。
でも、それも2つとも「私が使うから」と取り上げられました。
 
| 日本シルクロード文化センターの活動 | 06:23 | comments(0) | - |
キルギスの音楽  バトルの後日談
 おとといの警察官の態度については、ブログに書いてからでもまだハラの虫が治まりません。
 そこへきのう午前、「調布警察ですが」と名乗って電話がありました。“振り込め詐欺の電話が、野口さんのお宅の近所にかかっていますので・・・・”という注意喚起の電話でした。猗瑤鵑撚个砲い覯討涼”です。一通りの電話が終わってから私は言いました。
 
 「きのう夜11時半ころ、調布警察の不審な警官が私に信号無視だろうと言いがかりをつけてきたが、無礼極まりない。そのような警官は直ちにクビにするよう署長に言いなさい」と。件の女性警官は、どういうことか「夜の11時半ですか。それは大変にご迷惑をおかけしました。申し訳ありません」と、謝罪の言葉を吐きました。
 
 もう少し抵抗するのかと思ったのですが、これでは張り合いがありません。「一軒一軒電話するのも大変だね。頑張って電話をかけなさい」で、この件は終わり。
 
カリマンさんとその仲間たち
 
総数で5人の出演ですから、マイクの設定も大変です

 音楽の部の3番目の出演はキルギスのウメトバエワ・カリマンさんとその教え子たちによるキルギス民族音楽の素敵な演奏でした。

カリマンさんです
 
 カリマンさんはキルギス(現在ではクルグズ)の首都ビシケクの生まれ。
 キルギス国立音楽大学で民族音楽を専攻してから、小学校でキルギスの民族楽器コムスを教えながら、日本文化センターで日本語を学ぶ。
 2007年に来日、東京芸大音楽研究科に入学し、のちに芸大博士課程を卒業しました。
 
 現在では東京音楽大学付属民族音楽研究所でコムズを指導しています。三弦楽器のコムズ、金属口琴や木製口琴などの楽器の演奏家としても名高い存在になっています。この日2部の司会を、自らではなく私の電話での突然の求めに応じてかって出てくださった原田亜矢子さんも、現在、ここで勉強中だそうです。
 
 この日、カリマンさんと一緒に出演してくださったのは、秋浜立さん、山下正美さん、井上果歩さんと小澤奈歩さんの4人。

演奏したキルギスの民族楽器類は、
コムズ、クル、テミルコムズなどです。


右に座っている井上果歩さんの弾いている楽器は、大変に古い
民族楽器だそうです
 
 演奏した曲目は、
  • パラウォズ     蒸気機関車にまつわる曲
  • タグルドゥル・トー 『山々の運命』
  • アクタマック・コクタマック 『白い喉と青い喉』
  • コイロン・キュー  『見せる局』
  • クル・クヤク    弓で弾く二弦楽器の曲(曲目不明)
  • タン・ブルブル−  早朝のナイチンゲールの歌
  • ブルルチャニン・セルキンチェック 『ブルルちゃんのブランコ』
  • マシュ・ボトイ   二匹の仔ラクダの競争の曲
 
 一つひとつの曲目にはそれぞれの意味があるのですが、ここではご紹介でききれません。キルギスの民族楽器には、非常に古い楽器があります。それに当事者にはなかなかわかりにくいでしょうが、あの中央アジアの地域一帯やウイグルあるいはモンゴルにも似たような楽器がたくさんあります。第一、口琴は日本のアイヌの皆さんにも伝わっていますし、アジアの各地にあります。

これはポピュラーなコムスですね

 
 アイヌに伝わってきたと書きましたが、数万年前、大陸の海が低かったころ陸続きでやってきたのが、現在の私たちの祖先なのですから、それは却って当然のことなのでしょうね。

キルギス特有の帽子です

 演奏はやはり5人の編成でしたので迫力もありましたし、合奏となると相当に面白いものでした。
 2部のイベントは大変な反響を受けながら終わりました。出演者の皆さん。本当にありがとうございました。感謝!感謝!です。

こんな写真を撮られてしまいました。
来年のイベントも11月23日がいいかなァ〜と思っていました。
 
| 日本シルクロード文化センターの活動 | 06:52 | comments(0) | - |
狛江から世界へ 新しいシルクロード世界観を
 きょうは、「日本シルクロード文化センター」創立10周年記念の集いの本番の日です。約1年間をかけて企画し準備をしてきました。

 きのうも我が家で、何人かの役員が集まって製本作業などをしました。ある会員の提案で、会場が超満員では、スカイプで2階の第二会場へ映像と音声を写したら・・・ということで、その準備も始めました。結局、終わったのが午後10時すぎでした。でも、仲間が集まって共同の作業をすることが私には喜びなのです
 
 いろいろ準備してきましたが、あれもこれも今日が本番です。
 本番では、あれも足りないこれもない。おそらく大騒ぎになるでしょう。しかし、記念講演と歌と音楽ができないわけではありません。準備が悪かったのであれば、それが私たちの到達段階であり、今後の課題。
 
 喜んでいただければいいのです。ともに喜び、明日につなげていけばいいのだと思います。
 それよりも、私たちが愛してやまない「シルクロード」というものが、新たな段階に入っていったという喜びを共有できればと思っています。
 
 たまたま友人が学芸員をしている「横浜ユーラシア文化館」が、シベリアの展示を始めました。このシベリアに関しても、これまであまり注目されてこなかった地域ですが、これから秘めたる古代史の宝物がザクザクと出てくると思います。
 まだまだ私たちは従来の歴史観にとらわれている面があります。
 “新しい視点から新しい歴史観をもつ”これが、これからの課題だとも思っています。
 
 10年前、狛江に生まれた小さなサークルが、日本と世界の歴史に新しい光を照射し、新しいシルクロード観を打ち立てていく壮大な作業に取り組もうとしています。これは決して言い過ぎでもなければ、気負いすぎでもありません。
 実感です。
 
 親愛なみなさん、これからも一緒に中央ユーラシアを勉強していきましょう。
 そして私たちの活動を応援してください。
 
| 日本シルクロード文化センターの活動 | 06:49 | comments(0) | - |
明日は創立10周年記念の日です
 10周年記念の「集い」の準備は、いよいよ佳境に入りました。
 “電話大嫌い”人間の私ですので、いままで、携帯電話に一度も電話がかかって来ない日がありましたが、それが、この10日間は電話がかなりの頻度で来ました。イベントへの参加の問い合わせ、役員間での連絡と調整、ワイフの入院に関連した病状の問い合わせやお見舞いの電話等々。  
 
 一応「検査入院」でしたので、あまり多くを伝えませんでしたが、携帯電話と家の電話にたくさん来ました。
 でもきのう退院できました。今度は退院に関して医師からの伝達事項、薬や定期健診についても看護師さんからの連絡、退院の手続きなどの最中にも電話です。
 
 おかげさまで「集い」には定員を超える参加希望者がありました。
きのうはウォーキングの日でした。うちの奥さんも参加する予定でした。私はキャンセルしたのですが、参加した副代表の三浦さんから病院にいた私に電話がありました。「会場内に借りている小会議室を第二会場にしてはどうか」と。小会議室は女性が多い出演者のための着替えの部屋でおさえてありました。せっかく会場まで来て、「消防法」の規制のために会場に入れない人が出ては申し訳ありません。
 
この提案に乗りました。
そしてきょう22日。これも私の50年来の友人が「スカイプ」の設定のために我が家に来ます。2階の講演会場のお話と画像を2階の会議室で見ることができるようにと言うことです。その設定の準備と、参加者に配布する冊子の製本作業も我が家でやります。
 
記念講演の森安孝夫先生のレジュメも届きました。
「日本シルクロード文化センターの10年」や「シルクロード講座」の経緯も冊子にあります。私があいさつのなかで簡単に触れなければなりません。
私が女子アナと勘違いしたおかげで歌と演奏の部の司会をやる羽目になった方は、私たちの活動をほとんど知りません。夕べメールで出演者の紹介原稿を送りましたが、もっと電話やメールで詳しい内容を送らなければなりません。
 
レセプションの司会をやることになっているオイラト・モンゴルのトヤさんともきのう電話で話しましたが、まだまだお伝えしなければならないことがあります。
そういうわたしも開会のあいさつで何を言うべきか考えなければなりません。
でも、私の頭の中は、明日の記念の集いのその先を考えています。
12月の講座の内容、1月に延ばした総会のこと、来年度の講座、講師とテーマのことなどあれこれ。
 
来年度のツアーは決まりました。明日の集いの中で発表します。
今度はそのほかに、中国内陸部をのシルクロードを四輪駆動車で走るアドベンチャーツアーも実施したいと思っています。ただしこれはかなりの高額になるため、参加希望者がいるかどうか心配です。
 
あれやこれや言いながらも明日は来ます。
わたしはこの数十年間、毎年、何度かこの類(たぐい)のイベントを企画し、成功させてきました。正直なところ、ゾクゾクするような快感を覚えます。
さあ〜て、来年はどんな年になるかな〜〜〜だ。
 
この頃、ちゃんとものを考えてブログを書いてこなかったので、きょうは、どうでもいいような話になりました。ごめんなさい。
 
| 日本シルクロード文化センターの活動 | 06:47 | comments(0) | - |
10周年記念「シルクロードのつどい」について
 11月23日(月・祭日)の日本シルクロード文化センター創立10周年記念の集いまで、あと10余りとなりました。
 
 この集いに対する期待は日増しに高まっています。
 クラブからの宣伝チラシの送付やインターネットなどでの広報、あるいは2紙への新聞折り込みなどから毎日のように参加申し込みが来ております。遠く、北海道のある町の議員をしている私の友人からも「議会がないから行くよ〜」と電話があり、出産で近くの成城に帰ってきている、知り合いのあるテレビ局の女子アナも参加するとのメールが来ていました。イランで一緒だった方です。
 
 今度の集いの期待は、キルギス・モンゴル・イラン・アフガン各民族の歌や演奏です。それはそれで楽しいイベントなのですが、もうひとつ私が期待していて皆様にお勧めしたいのは、森安孝夫先生の記念講演です。
 その森安先生は大阪大学で長く教鞭をとっていましたので、関東の方がたはあまりお馴染みがないかもしれませんので、まずその主な著書をご紹介しましょう。
 
主な著書は次のようなものです。
  『東西ウイグルと中央ユーラシア』名古屋大学出版会 2015年刊
  『ソグドからウイグルへ』汲古書院 2012年刊
  『興亡の世界史 シルクロードと唐帝国』講談社 2007年刊
  『ウイグル=マニ教史の研究』大阪大学文学部紀要 など
 
 (上記にあげた2冊は、1部1万8千円の高額なものですが、当日、見本として私の蔵書を持ちこみます。ご希望の方は出版社へお申し込みを。
 『興亡の世界史 シルクロードと唐帝国』(頒価2,300円)は、すでに売り切れだとのことですが、森安先生が10冊ほど所持しているそうですので、ご希望の方は当日、先生にご相談ください)。
 
 著書一覧をご覧になってご理解できますように、森安先生の研究はウイグルを中心とした、中央ユーラシアの遊牧騎馬民族が世界史に果たした積極的な役割を、改めて明確にしようとの著書が中心のようです。
 とくに森安孝夫先生の持論は、中央ユーラシアの位置づけを画期的に捉えなおした点だといえます。
 
先生の論点から言えば、いわゆる近代になって名づけられた「雅号」である「シルクロード」の捉えなおしにあるといえます。それは、私やその研究グループが当初から主張しているような、人類文明のネットワークであるものが、その後の時代に雅号となったいわゆる「シルクロード」であり、先生はその「シルクロード」の見直しを、「前近代において,ユーラシア世界の軍事力・経済力・文化交流の動向に最大の影響を与えたのは」「中央ユーラシア」だと主張されています。
 
 この論点は非常に明解であり、且つ、画期的だと思います。
 現在のシルクロード研究分野では多少、少なくなったとはいえ、中国史観(中国王朝の考え方で歴史を見る。あるいは中華思想でしか世界を見ることができない頑迷な学者たち)で凝り固まったようなガチガチ頭の学者先生が多いなかで、森安孝夫先生のお話はきわめて新鮮な空気を私たちに送り込んでくださると思います。
 
 この記念講演を大いに期待したいと思っております。
 また、歌と演奏も大いにご期待ください。
 10日の締め切りは過ぎましたが、まだ多少は入場できます。
 この「ブログ」を見て、参加しようと思われた方はすぐにでも、下記のお電話かメールでお申し込みを。
他の方がたと同様に歓迎します。

 
日本シルクロード文化センター代表  野口 信彦

 J.S.C.C(Japan silkroad Culture Center
 
  日本シルクロード文化センター代表
  現代シルクロード研究会主宰
  パミール中央アジア研究会・理事
 
201-0003 狛江市和泉本町3−34−2
           電話&fax:03−3480−4478
Emailsilkroad-j@mtj.biglobe.ne.jp
http://silkroad-j.lomo.jp/     携帯電話 080−5483―6740

 
| 日本シルクロード文化センターの活動 | 06:49 | comments(0) | - |
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